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写真史の第一人者が遺した貴重な資料で日本写真史をたどる「写真史家・金子隆一の軌跡」展

日本写真史の重要な未公開資料が見られる展覧会「写真史家・金子隆一の軌跡」が東京・恵比寿で開かれる。会場はNADiff a/p/a/r/t (ナディッフ アパート) 1階書店と、3階のギャラリー MEM。会期は2022年6月28日から7月31日。

写真史家・金子隆一の軌跡
1970年代半ば~1980年代前半頃の金子隆一 (撮影 : 島尾伸三)

 

金子隆一氏は膨大な写真集を収集し、『日本写真集史 1956-1986』なども著している。1970年代の自主ギャラリー運動に関わったほか、つくば写真美術館の企画に参加し、東京都写真美術館の開館準備にも携わった。

本展ではそうした活動の記録写真や印刷物、パンフレット、カタログ、書簡などの資料を通して彼の足取りをたどる。また、関連書籍や重要な写真集なども紹介する。

写真史家・金子隆一の軌跡

会期 2022年6月28日 (火) 〜7月31日 (日)
会場 NADiff a/p/a/r/t (ナディッフ アパート) 3F MEM、1F書店
住所 東京都渋谷区恵比寿1-18-4
時間 13:00〜19:00
休館日
MEM : 月曜 (7月18日は営業、7月19日休業)
NADiff a/p/a/r/t : 月〜水曜 (7月18日は営業)
入場料 無料
問い合わせ MEM (TEL 03-6459-3205)

 

 

金子隆一 (Ryuichi Kaneko)

1948年、東京生まれ。父の影響で早くから写真に興味をおぼえ、大学時代に全日本学生写真連盟に加盟。社会的テーマでの集団撮影に参加する。1970年代は自主写真ギャラリー運動に身を投じ、写真史家として活動に関わる。1980年代、小学館の『日本写真全集』全12巻の調査員として、近代写真の発掘と調査を全国に渡って行う。その後、東京都写真美術館開館準備に関わる。同美術館開館後は専門調査員を長年務め、多くの展覧会の企画を手がけた。また、日本の写真集と写真雑誌の収集家としても国際的に著名。戦前戦後の日本の写真集や写真雑誌を調査することで、日本写真史を詳しく検証した。関わった出版企画として、『日本写真史の至宝』『復刻版NIPPON』(いずれも国書刊行会) など。著作として『日本は写真集の国である』(梓出版社) ほか。2021年、逝去。

 

〈文〉市井康延