ニュース

遊べるスマホプリンター“チェキ”「instax mini Link 2」を体験してみた!

富士フイルムは、スマートフォン用プリンター“チェキ”「instax mini Link 2」(インスタックス ミニ リンク2) を2022年7月28日に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は15,800円 (税込)。

instax mini Link 2

 

カードサイズのチェキフィルムに、スマートフォンの画像をプリントできるだけでなく、専用アプリ「instax mini Link」を使って AR (拡張現実) エフェクトを画像に重ね合わせ、空間に絵や文字を描く「空間描画機能」を新たに搭載した。7月7日に開催された新製品発表会では、実際にプリントして体験することができたので、その様子を紹介しよう。

広瀬すずさんと井原六花さんが「instax mini Link 2」の楽しみ方を実演

新製品発表会には、広瀬すずさんと井原六花さんが登場。「instax mini Link 2」の楽しみ方を紹介してくれた。当日は七夕ということで、2人は艶やかな浴衣姿で登場。

instax mini Link 2

instax mini Link 2
広瀬すずさん (左)、井原六花さん (右)

 

七夕をイメージしたステージに切り替わると、ゲストの2人が「instax AiR」を使ってお互いを撮りあい、楽しく機能を紹介してくれた。

instax mini Link 2

instax mini Link 2

「instax mini Link 2」6つの機能

スマートフォンの画像を専用アプリから送信して、素早くプリントできる。1枚のプリント出力は約15秒、フル充電で100枚のプリントが可能だ。「FUJIFILM Camera Remote」アプリに対応する富士フイルムのデジタルカメラなら、カメラの画像もプリントできる。

instax mini Link 2

 

保存してある動画を取り込み、ベストな瞬間をプリントできる「Video Print」(ビデオプリント) 機能も搭載。指で左右にスクロールし、ベストなカットを選んでプリントできる。

instax mini Link 2

 

画質は、ビビッドな色彩の「instax-Rich」モードとやわらかい風合いの「instax-Natural」モードを選択できる。そこからさらに細かい調整が可能だ。

instax mini Link 2

 

プリント画像を保存する機能を備え、プリント履歴から以前プリントした画像を呼び出すことができる。フレーム付きの画像や動画も保存が可能だ。

instax mini Link 2

 

2人の相性をパーセンテージで示すことができる相性診断機能「Match Test」(マッチテスト) を搭載。気分に合う色をそれぞれ選択すると、相性のパーセンテージと選択した色がチェキプリントに表示される。相性をすぐ診断する「一発診断」、質問に答えて診断する「性格診断」に「直感診断」メニューが加わった。

instax mini Link 2

 

本体の傾きを検知する加速度センサーを内蔵しており、縦置きと横置きでモードを切り替えることができる。また、リモコンとして使用できる機能「instax Camera」を搭載し、プリンター中央部にある電源ボタンを下に向けるとズームイン、上に向けるとズームアウトする。

instax mini Link 2

 

電源ボタンは、スマートフォンのシャッターボタンと連動しており、リモコンのように離れた位置からシャッターを切ることができる。また、同じ写真を複数枚プリントしたい場合には、プリント出力部を下に傾けて電源ボタンを押すと、追加プリントができるなど、傾きをかえることでさまざまなことができる。

instax mini Link 2

 

本体カラーはソフトピンク、クレイホワイト、スペースブルーの3色。

instax mini Link 2

シンプルにスマホの画像をプリントしてみた

まずは専用アプリ「instax mini Link」をスマートフォンにインストール。「instax mini Link」と「instax mini Link 2」の両方に対応したアプリだ。

instax mini Link 2

 

「instax mini Link 2」とスマートフォンをBluetooth接続すると、プリンター名とプリント残量、バッテリーの状態などが、スマートフォン上に表示される。写真はアプリの設定画面。

instax mini Link 2

 

スマートフォンの画像をプリントする機能「Simple Print」。トリミングして、フィルターでセピア調にするといった簡単な加工ができる。

instax mini Link 2

 

右の「Correction」を選ぶと、明るさ / コントラスト / 彩度など、さらに細かい調整ができる。

instax mini Link 2

 

あとはプリントボタンを押すだけ。15秒でプリントが出てくる。もうできた? と感じるくらいの速さでストレスがない。

instax mini Link 2

instax mini Link 2

 

プリントしたデータは保存が可能で、プリント履歴から再プリントが可能。画面下にはプリントを楽しむ「Fun Mode」(ファンモード) の機能が並んでいる。右から2つ目が「Instax Air」だ。

instax mini Link 2

「instax AiR」で遊んでみた!

空間に絵や文字を書くことができる「instax AiR」は、静止画か動画か、「instax mini Link 2」で書くかスマートフォンに直接書き込むかをそれぞれ選択する。

instax mini Link 2

 

スマートフォンの画面を連打して小さなバブルをたくさん発生させたところ。バブルの動きを見ながら、いいところでシャッターボタンを押すのがコツ。

instax mini Link 2

 

「instax mini Link 2」で書く設定にすると、本体側面のランプが点灯する。上部のプリント排出口の脇にあるボタンを押すと、空間に絵や文字を描くことができる。実際に書けているかどうかは操作している人には見えないが、ボタンを押している間「instax mini Link 2」が振動して、うまく作動していることを教えてくれる。

instax mini Link 2

 

「instax AiR」のARは、花びらやキラキラ、バブルなど5種類の効果を10色の組み合わせで選ぶことができる。

instax mini Link 2

 

QRコード付きのプリントで動画や音声を記録することができる。

instax mini Link 2

ニューデザインのフィルムとケースも新発売

カードサイズのミニフォーマットフィルム「SPRAY ART」(スプレーアート)。フレームの部分にスプレーで描いたような柄が施された、ポップなデザインが写真を彩るフィルムだ。10枚並べるとスプレーの模様がつながるようになっている。10枚入りのパックで価格はオープン。

instax mini Link 2

 

「instax mini Link 2」が収納できる「mini Link 2 プリンターケース」も登場。本体のカラーに合わせた3色をラインナップする。価格未定。

instax mini Link 2
左からピンク、ネイビーブルー、ホワイト

FUJIFILM instax mini Link 2 主な仕様

使用フィルム 富士フイルム インスタントフィルム instax mini (別売)
画面サイズ 62×46mm
露光画素数 800×600 ドット
露光解像度 12.5ドット/mm (318dpi、80μmドットピッチ)
露光階調 RGB各色256階調
インターフェース  Bluetooth Ver.4.2 (BLE) 準拠
プリント可能画像フォーマット JPEG、PNG、HEIF、DNG
画像書き込み時間 画像データ受信完了後、書き込みからフィルム排出まで約15秒
プリント可能枚数 約100枚 (フル充電から / 使用条件により異なる)
電源 リチウムイオン電池 (内蔵型 : 取り外し不可)
充電時間 約80〜120分 (気温、バッテリー残量により異なる)
本体外寸 91.9×36.4×124.8 mm (突起部を除く)
本体質量 210g (フィルムを除く)
付属品 Micro USB ケーブル BOD700-200 (30cm)