マウスコンピューターのクリエイター向けPCブランド「DAIV」に、新しく16型液晶採用の「DAIV 6シリーズ」が加わった。作業しやすい画面サイズと持ち運びしやすい軽量さ、高い性能、を実現。目的に合わせた4モデル構成など、意欲的なノートPCとなっている。久しぶりに行われた発表会で実際に製品に触れることができたので紹介しよう。
「DAIV 6シリーズ」はDAIVとして初めて、狭額16型ノングレア液晶を搭載。クリエイティブ作業がしやすい大きな液晶画面に、マグネシウム合金の薄型・軽量ボディと、最新の高性能を集約したノートPC。外見は同じだが、CPUとGPUに異なった性能の4モデルを用意することで、目的に合わせた最適なモデルを選ぶことができるようになっている。
RAW現像・動画編集におすすめの「DAIV 6N」
写真関連を目的とするなら、注目はRAW現像・動画編集にオススメという上位機種の「DAIV 6N」だ。性能や価格のバランスが取れている。動作時間も11.5時間と長い。最新の高性能パーツ採用で性能は確か。クリエイティブな作業の心強い相棒となってくれそうだ。
sRGB比約100％の広色域対応液晶パネルを採用。アスペクト比は16：10、解像度は2560×1600で、上下にタスクバーなどを表示した状態でフルHDの作業領域を確保できる。ベゼルも限界まで細い。
マグネシウム合金採用により、本体重量約1.64kgを実現。実際に手に取ってみると、比較的モニターが大きいのに、見かけよりも軽く感じる。これなら持ち運びも苦にならないだろう。4K解像度のモニター3画面に出力できるパワーを持つ高性能なGPUが、クリエイティブな作業を支えてくれるはずだ。
インターフェース類も豊富かつ高速。右側面には高速なThunderbolt 4とHDMI、 左側面にはUSB 3.1 Type-C、さらに両側にUSB3.0端子を装備。よほどのことがない限り端子に不足を覚えることはないだろう。
最近はmicro SD用が増えているが、フルサイズのSDカードリーダーの搭載も嬉しい。
従来モデルの約685ｇから、約323ｇにACアダプターを軽量化。容積も約半分になった。さらに、BTOで軽量な0.2ｍのショートタイプACケーブルが選択できる。
タッチパッドを大型化。作業によっては左側半分だけで使用したり、全面を一時使用停止するなど使う範囲を選ぶことができる。
高画質な200万画素のWEBカメラを搭載。顔認証に対応し、WEB会議などで映像のキレイさが際立つ。
DAIV 6N 主な仕様
[OS] Windows 11 Home [CPU] インテル Core i7-12700H [GPU] NVIDIA GeForce RTX3060 Laptop GPU (6GB) [ストレージ] 512GB M.2 SSD (NVMe) [メモリ] 16GB(16GB×1)/ 最大64GB(32GB×2) [液晶] 16型 ノングレア 2,560×1,600 (WQXGA) [インターフェース] HDMI ×1、Thunderbolt 4 ×1 (USB PD対応、画面出力対応)、USB3.1 Type-C ×1 (USB PD対応、画面出力対応)、USB3.0 Type-A ×2、サウンド ×1 (ヘッドホン出力・ヘッドセット)、SDメモリーカードリーダー ×1 (UHS-I対応) [動作時間] 11.5時間 (JEITA 2.0) [本体サイズ] 幅353.7×奥行245.3×高さ18.5mm [本体重量] 1.64kg
目的や予算で選べる全4モデル
「DAIV 6シリーズ」のボディは共通で、「DAIV 6N」のほか3モデルから選択できる。用途と予算に応じて選びたい。
4K動画編集・3D CAD＆特殊効果制作にオススメ「DAIV 6H」
価格は369,800円 (税込) から。BTOカスタマイズ可能。
イラスト作成・画像編集にオススメ「DAIV 6P-RT」
2022年7月下旬発売予定。価格は239,800円 (税込) から。BTOカスタマイズ可能。
WEBデザイン・簡単な画像編集にオススメ「DAIV 6P」
2022年7月下旬発売予定。価格は199,800円 (税込) から。BTOカスタマイズ可能。
〈文・写真〉稲葉利二