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ティルトとソフト、2つの効果で個性的なボケ表現が楽しめる「Lensbaby コンポーザープロII Soft Focus II」

ケンコー・トキナーは、Lensbaby (レンズベビー) のソフトフォーカスレンズ「Lensbaby コンポーザープロII Soft Focus II」を2022年7月22日に発売する。価格はオープン。ケンコー・トキナーオンラインショップ直販価格は49,800円 (税込)。

Lensbaby コンポーザープロII Soft Focus II

 

焦点距離50mmのソフトフォーカス光学ユニット「Lensbaby Soft Focus II」とティルト機能を持つ鏡筒ユニット「Lensbaby コンポーザープロII」がセットになったもの。両ユニットはLensbabyのオプティックスワップシステムに対応し、素早く着脱できる。

Lensbaby コンポーザープロII Soft Focus II

 

この光学ユニットは2022年4月22日に発売された「Lensbaby Soft Focus II 50 オプティック」と同じもの。フルサイズセンサー対応の1群2枚のシンプルな光学系と12枚羽根の絞りを持つ。F2.5の絞り開放時には強力なソフト効果が得られ、絞りを絞るに従って、シャープな描写となる。

Lensbaby コンポーザープロII Soft Focus II

 

製品にはユニークな形状をした4種類の絞りディスクが付属している。薄い金属製のこのディスクは、ボケの形状やソフト効果を調整するもので、特に夜景や逆光で木漏れ日などを撮ったときに点光源がより強くにじむことになる。絞りディスクはレンズ先端部にマグネットで固定する。

Lensbaby コンポーザープロII Soft Focus II

Lensbaby コンポーザープロII Soft Focus II

 

絞りディスクを取り外す際は、付属の交換ツールを使用する。交換ツールの先端には磁石が取り付けられ、この磁石で絞りディスクをレンズから取り外す。また、交換ツールの円盤状の部分は、絞りディスクの収納ケースとなっている。
Lensbaby コンポーザープロII Soft Focus II

 

鏡筒ユニットの「Lensbaby コンポーザープロII」は、マウント寄りのシルバーのリングを回すことでボールジョイントを緩めると、レンズ先端を傾けることができる。

Lensbaby コンポーザープロII Soft Focus II

 

このティルト機能によって光軸を傾けると、画面の一部分にだけピントを合わせ、それ以外の部分を大きくぼかすことができる。さらに、ティルト操作を加えたときは、像の周辺部が流れて印象的なボケ描写が得られる。

Lensbaby コンポーザープロII Soft Focus II

 

レンズは電気接点を持たないMFレンズで、なめらかな操作感のフォーカス (ピント) リングが搭載される。

Lensbaby コンポーザープロII Soft Focus II

 

対応するマウントは、キヤノンEF、ニコンF、ソニーE、マイクロフォーサーズ、富士フイルムX、キヤノンRF、ニコンZの7タイプ。Lensbabyのオプティックスワップシステムを採用するコンポーザープロIIには、Soft Focus II以外の光学ユニット (オプティック) を取り付けて撮影することもできる。

Lensbaby コンポーザープロII Soft Focus II

作例

Lensbaby コンポーザープロII Soft Focus II
撮影:川合麻紀 モデル:LUNA(今Dokiポートレート)

Lensbaby コンポーザープロII Soft Focus II 主な仕様

対応マウント キヤノンEF、キヤノンRF、ニコンF、ニコンZ、ソニーE、富士フイルムX、マイクロフォーサーズ
焦点距離 50mm
レンズ構成 1群2枚
画角 フルサイズ 45°、APS-C 31°、マイクロフォーサーズ 23.5°
最短撮影距離 0.38m
絞り F2.5〜22 (付属の絞りディスクによる調整)
絞り羽根 12枚
フィルター径 φ46mm
最大径×長さ φ68.1×48.2mm (ニコンF用)、φ68.1×77.5mm (富士フイルムX用)
重量 約175g (ニコンF用)、約238g (富士フイルムX用)
付属品 4種類の絞りディスク、交換ツール