タムロンは、フルサイズミラーレスカメラ対応の望遠ズームレンズ「70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD」(Model A047) ニコンZマウントの開発を2022年8月30日に発表した。
＜2022.9.6＞ 発売日が2022年9月29日、希望小売価格が93,500円 (税込) に決定。
300mmクラスのフルサイズミラーレス対応の望遠ズームとしては世界最小・最軽量で、ソニーEマウントが2020年10月29日に発売されている。ニコンZマウント対応のレンズは、タムロン初となる。
発売時期は2022年秋の予定だが、今後の新型コロナウイルス感染症の影響によっては、発売時期の見直しや供給が遅れる可能性があるとしている。希望小売価格は未定。ちなみにソニーEマウントは77,000円 (税込) だ。
■光学性能
LD (Low Dispersion＝異常低分散) レンズを適切に配置した10群15枚のレンズ構成となっており、望遠レンズで発生しやすい軸上色収差をはじめとした諸収差を良好に抑制。また、BBARコーティングの採用により、極めてヌケのよいクリアな画像をズーム全域において得ることができる。
■コンパクトな望遠ズーム
ミラーレス専用設計で、望遠側のF値をF6.3にするなどにより、フルサイズ対応ミラーレス用望遠ズームレンズとして世界最小・最軽量の長さ150.3mm、最大径φ77mm、質量580ｇを実現する。ソニーEマウントのφ77×148mm・545ｇよりも長く質量も重くなっている。なお、フィルター径はタムロンのフルサイズミラーレス用レンズシリーズと共通のφ67mmを採用する。
■AF性能
AF駆動にステッピングモーターユニットRXD (Rapid eXtra-silent stepping Drive) を搭載。レンズ位置を高精度に検出するセンサーと組み合わせることで、高速で静粛なAFを実現する。
■簡易防滴構造
レンズ鏡筒の可動部や接合部など、主要な箇所に防滴用のシーリングを配した簡易防滴構造を採用する。
■専用ソフトウェア「TAMRON Lens Utility」に対応
タムロンが独自開発した専用ソフトウェア「TAMRON Lens Utility」に対応する。レンズのバージョンを確認することができ、最新ファームウェアがある場合にはアップデートができる。なお、このレンズはフォーカスセットボタン未搭載のため、各種機能のカスタマイズには対応していない。