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海底に眠る沈没艦船や航空機を収めた写真集『続 蒼海の碑銘〜海に眠る戦争の記憶〜』発売

太平洋戦争に関連し、今現在も世界各地の海底に眠る艦船・航空機・潜水艦などを撮影した写真集『続 蒼海の碑銘〜海に眠る戦争の記憶〜』が発売された。

戦後77年が過ぎた今も、海底には多くの艦船や航空機が眠っている。

沖縄から日本の大根拠地だったトラック諸島、激戦の舞台となったソロモン諸島、そして観光地としても知られるグアムやパラオ、日本では小笠原や沖縄にも「戦争の記憶」が残っているとのこと。

本書はレック(Wreck=沈んでいる艦船や航空機)をライフワークとして撮影を続けている写真家の戸村裕行が、世界各地で収めた海底の戦争遺産を収録した写真集の第2弾。

戦後70年以上を経てもなお、かつての雄姿をとどめる戦闘艦艇、悲劇的な最期を遂げた徴用船、零戦をはじめとする各種の日本軍機など、静かに海底に眠る姿が紹介されている。

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水中写真家・戸村裕行(とむらひろゆき) プロフィール


1982年埼玉県生まれ。
世界の海中を巡り、大型海洋生物からマクロと言われる生物まで、様々な水中景観を撮影し続けている水中写真家。多岐に広がる撮影対象の中でもライフワークとして、太平洋戦争、第二次世界大戦に起因する海底に眠る事となった艦船や航空機などの撮影を世界各地で続け、その取材内容はミリタリー総合誌・月刊「丸」の人気コンテンツとして毎月連載を続けている。2018年にはそれらをまとめた水中写真展「群青の追憶」を靖國神社遊就館で開催したのを皮切りに全国各地の平和記念館や博物館などを巡回、テレビや新聞などで取り上げられ、多くの来場者を集める。2020年、海底の戦争遺産としての写真集「蒼海の碑銘」を上梓。また「歴史を学ぶダイビング」としてレック(沈船)ダイビングの認知に努め、水中戦跡から見る平和教育や、後世に伝えていく為の活動が注目を集めている。執筆・講演多数。

書籍概要

タイトル:「続 蒼海の碑銘〜海に眠る戦争の記憶〜」
発売日:2022年08月31日
サイズ:A4判
ページ数:152
定価:3,150円(税込)
発行:イカロス出版