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ニコンZシリーズ用望遠ズームの新たな選択肢「タムロン 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD」9万円台で発売

タムロンは、ニコンZマウント対応の望遠ズームレンズ「70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD」(Model A047) を2022年9月29日に発売する。希望小売価格は93,500円 (税込)。

タムロン 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD ニコンZマウント

 

本製品は、タムロンとしては初となるニコンZマウント用の交換レンズ。ニコンとのライセンス契約に基づいて開発された製品で、同じスペックのレンズとして、ソニーEマウント用の「70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD」が2020年10月29日に発売済み。同レンズをニコンZシステムへ最適化させたのが、このレンズで、2022年8月30日に開発発表を行っていた。

タムロン初のニコンZマウントレンズが登場!「70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD」開発発表

70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD ニコンZマウントhttps://getnavi.jp/capa/news/415577/

300mmをカバーするフルサイズミラーレスカメラ対応の望遠ズームレンズとしては、世界最小・最軽量。タムロンのミラーレスカメラ用レンズに共通するフィルター径φ67mmをこのレンズにも採用している。広い撮影領域をカバーしながら、荷物の軽量化を図る際に大きな力となるレンズだ。

■優れた光学性能と機動性を両立

最新の設計技術によるシミュレーションに基づく光学設計がなされ、コンパクトさと高画質の両立に成功。レンズ構成はLD (異常低分散) レンズを適切に配置した10群15枚で、望遠レンズで生じやすい軸上色収差やその他の収差をしっかりと抑えた。また、独自のBBARコーティングを採用し、ヌケがよく、クリアな描写を実現している。

■高速かつ精緻なAF動作を実現

AF駆動には高精度なセンサーとAF制御に最適化されたステッピングモーターユニット「RXD」を搭載。ニコンZシリーズのハイブリッドAF、瞳AF、M/Aモードに対応する。高速かつ精緻なAF動作で、動きの激しい被写体にも正確にピントを合わせ続けることができる。同時に静粛性も優れ、動画撮影にも活用できる。

■ファームアップを容易にするソフトに対応

レンズ側面にUSB Type-Cコネクタを搭載し、USBケーブルでPCに接続し、最新ファームウェアへのアップデートを自分で行うことができる。ファームアップ時には、専用ソフトウェア「TAMRON Lens Utility」を使用する。

■防滴用シーリングを施した簡易防滴構造

レンズ鏡筒の可動部や接合部など、主要な箇所に防滴用のシーリングを施した簡易防滴構造を採用。不用意に水がレンズ内部に侵入するリスクを抑えてくれる。

TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD 主な仕様

モデル名 A047
マウント ニコンZ
焦点距離 70〜300mm (フルサイズミラーレスカメラ使用時)
※APS-Cサイズ機使用時 35mm判換算105〜450mm相当
開放絞り F4.5〜6.3
最小絞り F22〜32
画角 (対角) 34°21′〜8°15′ (フルサイズミラーレスカメラ使用時)
レンズ構成 10群15枚
絞り羽根枚数 7枚 (円形絞り)
最短撮影距離 0.8m (W) / 1.5m (T)
最大撮影倍率 1:9.4 (W) / 1:5.1 (T)
フィルター径 φ67mm
最大径×長さ φ77×150.3mm
質量 580g
付属品 丸型フード、レンズキャップ