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シグマが2本の65mmシネレンズ「65mm T1.5 FF」「65mm T2.5 FF」を開発発表

シグマは、映像制作用レンズ「SIGMA CINE LENS(シグマ シネレンズ)」のFF High Speed Prime Line「65mm T1.5 FF」と、FF Classic Prime Line「65mm T2.5 FF」の開発を2022年9月7日に発表した。

SIGMA 65mm T1.5 FF・65mm T2.5 FF

 

開発発表された2本のレンズは、2022年9月9日から12日までオランダ・アムステルダムで開催される放送機材展「IBC 2022」のシグマブースでお披露目される。なお、いずれも製品の外観、仕様などは変更する場合があるとしている。

FF High Speed Prime Line「65mm T1.5 FF」

SIGMA 65mm T1.5 FF
EFマウント

FF High Speed Prime Lineは、シネマレンズ専用設計の光学系を採用したラージフォーマットデジタルシネマカメラに対応するプライムレンズシリーズ。8Kクラスの高解像撮影に対応する光学性能を備え、ユーザビリティはシリーズで統一されている。

「65mm T1.5 FF」は焦点距離65mm、絞りT1.5〜16で、9枚の円形絞りを採用。最短撮影距離は0.65m / 2’2”、フィルターサイズはM86×1.0mmとなる。対応マウントはPL (/i Technology対応)、キヤノンEF、ソニーEの3種類。発売は2023年を予定しており、価格は未定。レンズサポートフット「SF-31」が付属する。

「65mm T1.5 FF」の登場により、35mmフルフレーム対応のプライムレンズは14mmから135mmまで、合計11本でカバーする。

FF Classic Prime Line「65mm T2.5 FF」

SIGMA 65mm T2.5 FF
PLマウント

プライムレンズの「65mm T1.5 FF」で開発したシネマレンズ専用設計の光学系を採用しながら、ノンコートレンズ中心の光学系で構成することで、高い解像感を備えながら低コントラストとフレア・ゴーストによるクラシックな映像表現を両立する。

焦点距離65mm、絞りT2.5〜25で、9枚の円形絞りを採用。最短撮影距離は0.65m / 2’2”、フィルターサイズはM86×1.0mmとなる。対応マウントはPL (/i Technology対応) のみ。こちらも発売は2023年を予定しており、価格は未定。レンズサポートフット「SF-31」が付属する。

なお、ほかのラインアップや既存のPLマウントレンズからの「FF Classic Prime Line」への変更サービスは予定されていない。