ニコンが、フルサイズミラーレスカメラ「Z 9」とNIKKOR Z F1.8単焦点レンズ5本の最新ファームウェアを2022年12月20日に公開した。
変更内容は以下のとおり。
ニコン Z 9 ファームウェア C:Ver.3.01
- リモートグリップ「MC-N10」を使用した際に、10ピンターミナル経由で接続したカメラと連動レリーズができるようになった。
- フォーカスモードをAF-Cにして、[AFエリアモード] を [ワイドエリアAF (S)] [ワイドエリアAF (L)] [ワイドエリアAF (C1)] [ワイドエリアAF (C2)] に設定した際のオートフォーカスの追従性を改善。
- 以下の設定にした際にオートフォーカスを行うと、検出した被写体にピントが合わないことがある不具合を修正。
- [AFエリアモード] を [ワイドエリアAF (S)] [ワイドエリアAF (L)] [ワイドエリアAF (C1)] [ワイドエリアAF (C2)] のいずれかに設定。
- [AF時の被写体検出設定] を [しない] 以外に設定。
- フォーカスポイントの外側で被写体検出をしている場合。
- 以下の設定にした際にカスタムボタンを押してオートフォーカスを行うと、意図した被写体を追尾しなかったり、ピントが合わないことがある不具合を修正。
- フォーカスモード : AF-C
- f2 [カスタムボタンの機能 (撮影)]で、任意のボタンに[AFエリアモード] [AFエリアモード+AF-ON] [撮影機能の呼び出し] [撮影機能の呼び出し (ホールド)] のいずれかを選択し、その設定内の[AFエリアモード] を [3D-トラッキング] に設定。
- 以下の設定にした際に、撮影直後にカスタムボタンを押す、またはカスタムボタンを押した直後に撮影すると、まれにカメラが操作を受け付けなくなる不具合を修正。
- [AFエリアモード] を [ピンポイントAF] または [シングルポイントAF] に設定。
- f2 [カスタムボタンの機能 (撮影)] で、任意のボタンに [AFエリアモード] [AFエリアモード+AF-ON] [撮影機能の呼び出し] [撮影機能の呼び出し (ホールド)] のいずれかを選択。
- FTPサーバー接続時にFTPエラーが発生することがある不具合を修正。
- 一部のFTPサーバーで画像送信を行っても、送信中のままとなり画像送信が完了しない不具合を修正。
- [マイメニュー] または [最近設定した項目] に d14 [撮影タイミング表示] を含む場合、その項目を選択できず、また [マイメニュー] の [登録項目の削除] が実行できない場合がある不具合を修正。
レンズ
- NIKKOR Z 20mm f/1.8 S ファームウェア Ver.1.10
- NIKKOR Z 24mm f/1.8 S ファームウェア Ver.1.10
- NIKKOR Z 35mm f/1.8 S ファームウェア Ver.1.10
- NIKKOR Z 50mm f/1.8 S ファームウェア Ver.1.10
- NIKKOR Z 85mm f/1.8 S ファームウェア Ver.1.10
カメラの [カスタムメニュー] > f9 [フォーカスリングの角度設定]※を [ノンリニア] 以外に設定したときに、マニュアルフォーカスでピントを合わせる際にコントロールリングを回す速さに関係なく、設定した角度の範囲で至近側から無限遠側までリニアに動作する機能に対応。
※2022年12月現在の対応カメラは「Z 9」(Ver.2.00以降)、「Z 7II」(Ver.1.40以降)、「Z 6II」(Ver.1.40 以降)。
ファームウェアのダウンロードは、ニコン ダウンロードセンターから。
→ Z 9
→ NIKKOR Z 20mm f/1.8 S
→ NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
→ NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
→ NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
→ NIKKOR Z 85mm f/1.8 S