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ミニチュア風の写真が撮れるティルトレンズ「TTArtisan Tilt 50mm f/1.4」に3マウントが追加

焦点工房は、銘匠光学のティルトレンズ「TTArtisan Tilt 50mm f/1.4」のキヤノンRF、ニコンZ、富士フイルムXマウント用を2023年1月6日に発売した。希望小売価格は42,000円 (税込)。焦点工房オンラインストアの販売価格は35,100円 (税込)。

TTArtisan Tilt 50mm f/1.4
左からキヤノンRFマウント用、ニコンZマウント用、富士フイルムXマウント用

 

「TTArtisan Tilt 50mm f/1.4」は、35mmフルサイズセンサー対応のミラーレスカメラ用ティルト (チルト)レンズ。ソニーEとLマウント用がすでに2022年12月9日に発売済みで、今回の新製品が加わることで、計5種類のマウントに対応する。

TTArtisan Tilt 50mm f/1.4
キヤノンRFマウント用 カメラ装着例
TTArtisan Tilt 50mm f/1.4
ニコンZマウント用 カメラ装着例
TTArtisan Tilt 50mm f/1.4
富士フイルムXマウント用 カメラ装着例

 

本製品は、レンズ先端部を傾けるティルト機能により、光軸を意図的にずらし、ピントが合う範囲を深くしたり、逆に浅くしてミニチュア風の写真を撮ったりできる。鏡筒部は左右に各8°まで傾けることが可能。鏡筒には目盛りが刻まれており、ティルト角度を細かく調整するのに役立つ。また、最大360°回転可能で、上下や斜め方向へのティルト操作にも対応する。

TTArtisan Tilt 50mm f/1.4
光軸を傾ける「Tilt (ティルト)」とレンズを回転させる「Rotation (回転)」が可能

 

光学系は高屈折レンズ2枚を含む6群7枚構成。焦点距離50mmの明るいMF標準レンズとして使用できる。APS-Cサイズセンサーを搭載する富士フイルムXシリーズ使用時は、35mm判換算で75mm相当の中望遠レンズとなる。ニコンの「Z 50」「Z 30」「Z fc」でも同様。キヤノンの「EOS R7」や「EOS R10」では、35mm判換算で80mm相当となる。

TTArtisan Tilt 50mm f/1.4

フォーカスリングとクリックのない絞りリングはスムーズに動き、各リングのローレットは動画撮影用のフォローフォーカスに対応している。

<作例>

TTArtisan Tilt 50mm f/1.4

銘匠光学 TTArtisan Tilt 50mm f/1.4 主な仕様

マウント キヤノンRF、ニコンZ、富士フイルムX、ソニーE、L
対応撮像画面サイズ 35mmフルサイズ
フォーカス MF (マニュアルフォーカス)
焦点距離 50mm
レンズ構成 6群7枚 (高屈折レンズ2枚)
開放絞り F1.4
最小絞り F16
絞り羽根枚数 12枚
最短撮影距離 0.5m
フィルター径 φ62mm
ティルト量 ±8°
回転角 (レボルビング) 360°
最大径 φ68〜69mm
全長 φ68〜72mm (マウント部を除く)
質量 約450〜470g

※マウントによりサイズ、質量が異なる