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ニコン史上最薄・最軽量のフルサイズミラーレス用AFレンズ「NIKKOR Z 26mm f/2.8」

ニコンは、Zシリーズ用の広角単焦点レンズ「NIKKOR Z 26mm f/2.8」を2023年3月3日に発売する。価格はオープン。市場想定価格は約73,000円 (税込)。

NIKKOR Z 26mm f/2.8

 

「NIKKOR Z 26mm f/2.8」は、フルサイズミラーレスカメラ用のAFレンズでは最薄 (2023年2月7日現在) となる全長約23.5mmのパンケーキレンズ。重さは約125g。携帯性に優れ、カメラに付けたままバッグに収納する際にもじゃまにならない。

NIKKOR Z 26mm f/2.8
重さもNIKKOR Z レンズで最軽量 (2023年2月7日現在)

 

レンズ構成は、3枚の非球面レンズを含む6群8枚。全体繰り出し方式を採用することで、小型化しつつ、効果的に収差を補正している。

NIKKOR Z 26mm f/2.8

 

26mmの画角はスナップ撮影に最適で、APS-Cサイズ (DXフォーマット) 機に装着しても35mm判換算で39mm相当の画角が得られる。

Z 50 + NIKKOR Z 26mm f/2.8
Z 50 装着時
Z fc + NIKKOR Z 26mm f/2.8
Z fc 装着時

 

開放F値はF2.8。薄暗いシーンでもブレやノイズを抑えられる。最短撮影距離は0.2mと短いので、被写体に近づいて撮影すれば、遠近感を生かしつつ、背景を大きくぼかした表現もできる。

Z 7II + NIKKOR Z 26mm f/2.8
Z 7II 装着時

 

コントロールリングは、標準のフォーカス操作のほか、カメラの設定により、ISO感度、絞り、露出補正を割り当てることも可能。なお、レンズの可動部や開口部にはシーリングを施し、防塵・防滴に配慮した設計となっている。

NIKKOR Z 26mm f/2.8
Z 7II 装着時
NIKKOR Z 26mm f/2.8
電源を入れると、レンズの中央部が繰り出す

 

レンズフードは鏡筒と一体感のあるデザイン。電源オンでレンズが繰り出した際に、レンズ先端を守ってくれる。フード先端には、52mm径のフィルターを取り付け可能。専用のレンズキャップはかぶせ式で、フードを付けた際にも装着できる。

NIKKOR Z 26mm f/2.8
専用レンズフード HB-111 (左)、かぶせ式のレンズキャップ LC-K108 (右)
NIKKOR Z 26mm f/2.8
「NIKKOR Z 26mm f/2.8」に専用レンズフードを取り付けた状態
NIKKOR Z 26mm f/2.8
かぶせ式のレンズキャップを「NIKKOR Z 26mm f/2.8」に装着

NIKKOR Z 26mm f/2.8 主な仕様

対応マウント ニコンZマウント
焦点距離 26mm
レンズ構成 6群8枚 (非球面レンズ3枚)
画角 79° (撮像範囲FX)、57° (撮像範囲DX)
開放絞り F2.8
最小絞り F16
絞り羽根枚数 7枚 (円形絞り)
最短撮影距離 0.2m
最大撮影倍率 0.19倍
フィルター径 52mm (専用レンズフード使用時)
最大径×長さ 約φ70×23.5mm
質量 約125g
付属品 レンズキャップ LC-K108、裏ぶた LF-N1、レンズフード HB-111