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角田光代が飼い猫との暮らしを愛情120%で描いた、極上のフォトエッセイ『明日も一日きみを見てる』発売

小説家の角田光代さんが愛猫との暮らしを綴ったフォトエッセイ『明日も一日きみを見てる』が発売された。カバー写真を担当したのは写真家の鈴木心さん。

集合住宅から一軒家に引っ越しをした角田さん。

外猫とのはじめての遭遇と脱走事件、虫取り事件にハゲ事件。アクシデントは絶えないが、猫との暮らしそのものには、パンデミックのなかでも変わらない単調さがあったという。愛情あふれるエッセイ集だ。

愛猫のトトが角田家にやってきて十三年。子どものころのまんまに見えるけれど、眠る時間は増えたし、あんまり遊ばなくなった。ごはんを用意したりおやつをあげたり、腹に乗せたり顔マッサージをしたり。猫との静かな日常のくり返しがずっと続いていくことを、全世界の全ての猫の幸福を願ってやまない。

角田光代 プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1990年に新人文学賞を受賞しデビュー。1996年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、1998年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で1999年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、2005年『対岸の彼女』で直木賞、2006年『ロック母』で川端康成文学賞、2007年『八日目の蟬』で中央公論文芸賞、2011年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、2012年『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、2014年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞、2021年『源氏物語』訳で読売文学賞(研究・翻訳賞)を受賞。他に『坂の途中の家』『今日も一日きみを見てた』など著書多数。

鈴木心 プロフィール

1980年福島県出身。東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。企業ブランディングから広告写真や映像作品に携わる傍ら、自身の作品制作発表、写真のワークショップ、YouTubeから書籍まで、鈴木心写真館の活動を継続的に行っている。
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『明日も一日きみを見てる』

著者:角田光代
カバー写真 : 鈴木心(鈴木心写真館)
体裁 : 192ページ
価格 : 1,320円(税込)
発売日 : 2023年2月10日
発行 : KADOKAWA