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歪まずまっすぐに撮影できるコンパクトな超広角レンズ「LAOWA 19mm F2.8 ZERO-D GFX」

サイトロンジャパンは、LAOWA (ラオワ) の超広角レンズ「19mm F2.8 ZERO-D GFX」を2023年2月23日に発売する。価格はオープン。参考価格は187,000円 (税込)。

LAOWA 19mm F2.8 ZERO-D GFX

 

本製品は、富士フイルムのラージフォーマットミラーレスカメラGFXシリーズ向けに作られた超広角MFレンズ。35mm判換算15mm相当にあたる110°の画角を持ち、デジタルでの歪曲補正に頼らないZERO-D (ゼロ・ディストーション) 設計により画像の歪みを最小限に抑え、直線の多いシーン、特に建築物やインテリアなどを安心して撮影できる。

LAOWA 19mm F2.8 ZERO-D GFX
直線が歪まずに直線として写るZERO-D設計

 

レンズ構成は10群12枚。非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚、超高屈折率レンズ1枚を含むぜいたくな設計で、諸収差を効果的に抑え、高い描写性能を実現する。開放F値はF2.8と明るく、低照度下での撮影や星景写真の撮影にも対応する。

LAOWA 19mm F2.8 ZERO-D GFX

 

最短撮影距離は18cmと短く、主要被写体に近づき、大きく捉えながら、背景を広く入れた写真が撮れる。このとき、絞りを開けば、背景をぼかし、被写体を際立たせる表現も可能。77mm径のフィルターを取り付けることができ、高い機動力を発揮する。

LAOWA 19mm F2.8 ZERO-D GFX
最短撮影距離が短く、開放F値が明るいために背景を大きくぼかすことも可能

 

マニュアルフォーカスの本レンズだが、フォーカス校正機能を搭載し、実際の無限遠点とフォーカス目盛の無限遠の位置を一致させることができる。これは、フィールドでの撮影、特に天体撮影の際に役立つ。なお、絞り羽根は5枚。絞り込むことで10本の光条が印象的な情景写真を撮ることができる。

LAOWA 19mm F2.8 ZERO-D GFX
5枚の絞り羽根が点光源に10本の光条を発生させる

<作例>

LAOWA 19mm F2.8 ZERO-D GFX

LAOWA 19mm F2.8 ZERO-D GFX 主な仕様

対応マウント 富士フィイルムGマウント
焦点距離 19mm
画角 110°
フォーマット ミディアムフォーマット
レンズ構成 10群12枚 (非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚、超高屈折率レンズ1枚)
開放絞り F2.8
最小絞り F22
絞り羽根枚数 5枚
最短撮影距離 18cm
最大撮影倍率 0.185倍
フィルター径 77mm
最大径×長さ 約φ82.6×80mm
質量 約546g
付属品 レンズフード (花形)