富士フイルムは、インスタントカメラ “チェキ” シリーズの「INSTAX mini 12 (インスタックス ミニ トゥエルブ)」を2023年3月16日に発売する。ボディーカラーは5色。価格はオープン。
撮ったその場でプリントが楽しめるインスタントカメラ “チェキ” のエントリーモデル「INSTAX mini 11」(2020年5月15日発売) のデザイン・機能を進化させた最新エントリーモデルとなるのが「INSTAX mini 12」。使用するフィルムはカードサイズ (用紙サイズ 86×54mm) の「instax mini」フォーマット。
風船のように膨らんだデザインを採用。カラーは光沢のないマットタイプで、明るく、軽やかなトーンの5色が用意される。本体右上のINSTAXロゴとカメラ名は、従来機より控えめの色を使ったスタイリッシュな仕上がり。レンズ周りの表記も凸文字で表現するなど、細部のデザインにこだわりを感じさせる。
基本性能は、前モデルの「INSTAX mini 11」に準じ、撮影シーンや周囲の明るさに応じた露出が得られる「オート露光機能」を搭載。被写体にカメラを向け、シャッターを押すだけでキレイに撮れる。
セルフィーや接写の際には、レンズのリングを一段階回すだけで「クローズアップモード」に切り替わり、30〜50cmの距離にある被写体にピントが合うようになる。セルフィー時にはレンズ脇のミラーで、写る範囲を確認できる。
接写時には、ファインダーと撮影レンズの位置が異なることから「写真のズレ」(パララックス) が生じるが、「INSTAX mini 12」ではこのズレを補正する機能がファインダーに内蔵された。そのため、接写時にフレーミングが大きくずれるようなことはなくなった。
アクセサリー
■「INSTAX mini 12」用カメラケース
「INSTAX mini 12」のボディ形状に合わせた速写ケースで、カバーを開けば、そのまま撮影できる。カラーは、グリーン、ピンク、ブルー、パープル、ホワイト。ショルダーストラップが付属する。価格はオープン。
■INSTAXミニフィルム用アルバム
INSTAXミニフィルムをスッキリと整理できるシステム手帳型のミニアルバム。「INSTAX mini 12」のボディカラーに合わせた、グリーン、ピンク、ブルー、パープル、ホワイトの5色が用意される。価格はオープン。
スマホ用アプリ「INSTAX UP！」
スマートフォンのカメラでチェキプリントをスキャンし、デジタルデータとしてストックするスマホ専用アプリ。2023年3月8日より、iOS用はApp Store、Android用はGooglePlayから無料でダウンロードできる。
ミニ、スクエア、ワイドのチェキプリントに対応。本アプリを使い、スマホのカメラでチェキプリントをスキャンすると、フレームを認識して取り込んでくれる。そのため、フレーム部分に入れられた手書きのコメントも写真と一緒に保存できる。
取り込まれた画像は、チェキプリントの柔らかな風合いの画質のまま保存される。また、画像の自動補正、コントラスト、明るさ、彩度、色温度などの微調整も可能。
FUJIFILM INSTAX mini 12 主な仕様
カラー ミントグリーン、ブロッサムピンク、パステルブルー、ライラックパープル、クレイホワイト
使用フィルム 富士フイルム インスタントフィルム instax mini (別売)
画面サイズ 62×46mm (フィルムサイズ：86×54mm)
レンズ フジノンレンズ 2群2枚 f＝60mm 1:12.7
ファインダー 実像式ファインダー (0.37倍、ターゲットマーク付き)、クローズアップモード用視差補正機能付き
撮影範囲 0.3m〜無限遠 (クローズアップモード 0.3〜0.5m)
シャッター プログラム式電子シャッター (1/2〜1/250秒 低輝度スローシンクロ)
露光調節 自動調節 Lv5.0〜14.5 (ISO800)
フィルム送り出し 電動式
フィルム現像時間 約90秒 (気温によって変動)
フラッシュ 常時発光 (自動調光)、充電時間 7秒以下、撮影距離 0.3〜2.2m
電源 単3形アルカリ乾電池2本 (instax miniフィルム約10パック撮影可能)
サイズ 104×66.6×122mm
質量 306g (本体のみ)
付属品 単3形アルカリ乾電池2本、ハンドストラップ