ライカカメラは、モノクロ撮影専用の撮像素子を搭載したレンジファインダー式デジタルカメラ「ライカM11モノクローム」を2023年4月22日に発売する。価格は1,386,000円 (税込)。
■モノクローム撮影専用のCMOSセンサー搭載
「ライカM11モノクローム」は、2012年に発売された「ライカMモノクローム」から数えて4台目となるモノクローム撮影専用のM型デジタルカメラ。ベースとなった「ライカM11」同様、6000万画素、3600万画素、1800万画素の3つの記録画素数が選べるトリプルレゾリューション技術を取り入れており、モノクローム撮影専用の裏面照射型CMOSセンサーを搭載する。
■オールブラックのソリッドなデザイン
ボディはオール金属製で、トッププレートにはアルミニウムを使用。カラーはブラックのみで、表面には耐傷性に優れたペイントが施されている。外装には堅牢なレザー、液晶モニターはサファイアガラス製を使っている。「Leica」の赤いロゴは付けず、一切のムダを削ぎ落としたデザインとなっている。
■256GBのメモリーを内蔵
基本的な仕様と操作性は「ライカM11」を踏襲しているが、最低感度はISO125 (ライカM11はISO64)に、最高感度はISO200000 (ライカM11はISO50000) に引き上げられ、内蔵されるストレージの容量は「ライカM11」の64GBから256GBへと大幅にアップしている。もちろん、記録メディアとしてSDメモリーカード (UHS-I/II対応) を使え、内蔵メモリーへの同時記録も可能。
■「Leica FOTOS」アプリとも連動
スマートフォンやタブレット端末と接続してモバイル環境でのワークフローを実現する「Leica FOTOS」アプリにも対応。撮影した画像をBluetooth接続やUSB Type-C接続でモバイルデバイスへ転送し、加工も素早く行える。さらに、モバイルデバイス側からカメラをリモート操作して撮影できるほか、撮影した画像をモバイルデバイスの画面で直接チェックするような使い方にも対応する。
Leica M11 Monochrom 主な仕様
撮像素子 35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー
有効画素数 約6000万画素
マウント ライカM バヨネットマウント (6ビットコード装備)
最大記録画素数 DNG (RAW) 60.4M、JPEG 60.1M
ISO感度 ISO 125〜200000
シャッター速度 メカシャッター時 1/4000秒〜60分、電子シャッター時 1/16000〜60秒
ファインダー 大型ブライトフレームファインダー (倍率 0.73倍)
画像モニター 2.95型 TFTタッチパネル式液晶モニター (2,332,800ドット)
記録媒体 SD/SDHC/SDXCメモリーカード (UHS-I/II対応)、内蔵256GBメモリー
サイズ (幅×高さ×奥行) 約139×80×38.5mm
質量 約461g (本体のみ) / 約542g (バッテリーを含む)
付属品 バッテリー BP-SCL7、ストラップ、ボディキャップ、ホットシューカバー、FOTOS用ケーブル USB-C (1m)、バッテリーチャージャー BC-SCL7