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名玉・ビオターを現代によみがえらせたドイツ製高級レンズ「Meyer Biotar 58mm F1.5 II」

ケンコープロフェッショナルイメージングは、ドイツ Meyer Optik Görlitz (メイヤー・オプティック・ゴルリッツ) 社の高級単焦点MFレンズ「Biotar (ビオター) 58mm F1.5 II」を2023年4月21日より受注開始した。主要な一眼レフ、ミラーレスカメラのマウント (11種類) が揃っており、いずれも希望小売価格は206,800円 (税込)。

Meyer Biotar 58mm F1.5 II

 

1930年代、ドイツで発売された「Biotar 58mm F2」は、一眼レフ用標準レンズの設計の基本となる「ダブルガウス型」を採用した初期の名玉。シンプルな4群6枚のレンズ構成はそのままに、光学系の最適化により、開放値を従来のF2からF1.5まで高めたのが本製品となる。

「Biotar 58mm F1.5 II」は、これまでの「Biotar 58mm」では達成できなかった高い解像感、シャープネスを実現。強い逆光など難しい条件でもカラーフリンジが発生しにくいこともあり、クローズアップ撮影やポートレート撮影などで、描写性能の高さを発揮する。また、「Biotar 58mm」の特徴の1つである、合焦していない面に光の玉の渦としてハイライトを生じさせるボケも楽しむことができる。

Meyer Biotar 58mm F1.5 II
作例

電子接点を持たない完全MFレンズで、マウントはキヤノンEF、キヤノンRF、ニコンF、ニコンZ、富士フイルムX、ペンタックスK、ソニーE、マイクロフォーサーズ、M42、ライカM (距離計には連動せず)、ライカLの11種類が用意されている。

作例

Meyer Biotar 58mm F1.5 II

Meyer Biotar 58mm F1.5 II 主な仕様

焦点距離 58mm
画角 41°
レンズ構成 4群6枚
開放絞り F1.5
最小絞り F16
絞り羽根枚数 12枚
最短撮影距離 0.7m
フィルター径 52mm
鏡筒素材 アルミニウム (クリアアルマイト処理)
全長 84mm (ソニーEマウント用)
質量 405g (ソニーEマウント用)

※マウントによって数値は異なる。