DxO Labs (ディーエックスオー ラボ) は、8種類のプラグインソフトをまとめた「Nik Collection 6」を2023年5月18日に公式オンラインショップで発売した。
「Nik Collection 5」から作業効率を向上させる機能改善をメインにしたアップデートで、18,500円 (税込) でダウンロード購入できる。「Nik Collection 5」からのアップグレードは、9,900円 (税込)。また、制限なしの完全バージョンを30日間利用できる体験版も提供されている。さらに次回のメジャーアップデートまで、無料アップデートが可能となっている。
■部分調整機能がアップグレード
部分的に画像を調整できる「コントロールポイント」が、「線状グラデーション」と組み合わせることができるようになった。さらに、新しい「カラー選択性スライダー」を使って「コントロールポイント」や「コントロールライン」の効果を特定の部分の明るさや色に適用させることができるようになったことで、部分調整の精度をさらに高めることができるようになっている。
部分調整をプリセットとして保存できるようになっており、ほかの画像の編集にも利用できるようになった。部分調整の名前の変更も可能だ。
■ワークフローが強化され編集作業の効率がアップ
「コントロールポイント」や「コントロールライン」を拡散したり反転する機能を使うことで、部分調整の精度をさらに高めることができる。
15回前までの履歴から呼び出すことが可能になり、ワンクリックで効果を適用することができる。また、プリセットが見つからない場合には、検索機能を使って簡単に探し出すことができるようになっている。
■いくつものプラグインがアップグレード
カラーフィルターでクリエイティブな画作りができる「Nik 6 Color Efex」には、8種類の新しいフィルターが追加された。
ノイズ除去ができる「Nik 6 Dfine」はデザインを全体的に見直し、ゼロから再設計されている。
ノイズ除去のプロファイルを保存して、プロファイルに戻ることができるようになった。
「Nik 6 Perspective」には強力なReShapeツールの新機能が追加され、精度の高い調整ができるようになった。
「Nik Sharpener Pro 3」と「Nik HDR Pro 2」では新しいインターフェイスを採用して、作業効率が向上した。
■2023年夏の終わりまでに無料アップグレードを予定
「Nik Collection 6」は、ほぼ完全にApple Siliconに対応しているが、2023年夏の終わりまでに実施予定の無料アップグレードで、100%対応する予定。複数モニターでも使用できるようになるほか、写真編集ソフト「Affinity Photo」をインストール時に検出できるようになる予定だ。
DxO Nik Collection 6 システム要件
Windows
- 6+コア以上のIntel Coreプロセッサ または AMD Ryzen推奨
- 8GB以上のRAM (16GB推奨)
- 4GB以上のハードディスク空き容量 (6GB推奨)
- Microsoft Windows 10 バージョン 20H2 (64-bit) 以降 (Windows 11推奨)
macOS
- Intel Core プロセッサ 6コア以上 または Apple Silicon推奨
- 8GB以上のRAM (16GB推奨)
- 4GB以上のハードディスク空き容量 (6GB推奨)
- macOS 11.6 Big Sur 以降 (macOS 12.0 Monterey、macOS 13.0 Ventura 推奨)
対応ソフトウェア
- DxO PhotoLab 5 以降
- Adobe Photoshop 2021 以降
- Adobe Photoshop Elements 2021 以降 (Nik HDR Efexを除く)
- Adobe Photoshop Lightroom Classic 2022 以降
- Serif Affinity 1.8以降 (Nik Perspective Efexを除く)