ニュース

ワイヤレスでストロボを制御する「GODOX X Pro II」に富士フイルム用とオリンパス・パナソニック用が追加

ケンコープロフェッショナルイメージングは、GODOX (ゴドックス) のTTLワイヤレスフラッシュトリガー「X Pro II F」(富士フイルム用) と「X Pro II O」(オリンパス・パナソニック用) を2023年9月8日に発売した。希望小売価格はいずれも16,280円 (税込)。

GODOX X Pro II
X Pro II F (富士フイルム用)

 

本製品は、富士フイルム、オリンパス/パナソニックのカメラTTLオートフラッシュに対応するワイヤレスフラッシュトリガー (送信機)。各ブランドのカメラに装着して、ワイヤレスでストロボをコントロールできる。1/8000秒のハイスピードシンクロ、先幕・後幕シンクロモードなど、さまざまな機能を装備している。

GODOX X Pro II
X Pro II O (オリンパス・パナソニック用)

 

32チャンネル16グループのマルチチャンネルを備え、99のワイヤレスID設定が可能。複数のカメラで同じフラッシュを共有することもできるマルチ撮影機能も搭載する。2.4GHzのワイヤレス通信システムは、最大100m離れた場所から信号を送ることができる。また、複雑なワイヤレス環境でも予備のチャンネルとIDを自動検索するスキャン機能により、準備時間を節約する。

GODOX X Pro II
使用例

 

本体には、大型のLCDスクリーンを搭載。シンクロモードや調光補正などの各種設定を直感的な表示で効率よく行える。マニュアル設定もでき、TCM機能により、TTLモードからマニュアルモードへ、発光パラメーターを保持したまま変換することが可能だ。

GODOX X Pro II
LCDスクリーンを見ながら、ダイヤルとボタンで各種パラメータを設定

 

カメラのアクセサリーシュー (ホットシュー) への着脱は、クイックレバーによるロック方式を採用。従来のダイヤル式に比べ、スピーディーに固定できる。

GODOX X Pro II
X Pro II の正面

 

2.4GHzモジュール内蔵のセコニック露出計「L-858」と連動可能。測光後は、パラメーターを「L-858」から直接調整でき、より正確なライティングを実現する。さらに、Bluetooth接続により、iOS用とAndroid用のアプリを使うことで、スマートフォンやタブレット端末からの操作にも対応する。

「GODOX X Pro II」は、これまでにキヤノン用、ニコン用、ソニー用の3製品が発売中で、富士フイルム用、オリンパス・パナソニック用が加わることで、主要カメラメーカーのTTLオートフラッシュに対応する5製品が揃うことになる。

GODOX X Pro II 主な仕様

露出コントロール 各社TTLオートフラッシュ、マニュアルフラッシュ、マルチフラッシュ (FECフラッシュ露出補正=1/3刻みで±3)
シンクロモード ハイスピードシンクロモード (露出値±3EV、1/3EV刻みで調整可能)、後幕シンクロモード
モデリングフラッシュ GODOX WitstroシリーズのモデリングランプをON/OFFおよびグループ調光可能
TCM機能 TTLモード時の発光設定値をマニュアルモードに移行
ZOOM設定 トランスミッターでZOOM値をAUTOまたは24〜200mmに調整
ワイヤレスグループ 5グループ (A〜E) または16グループ (0〜9、A〜F ※レシーバー端末がスタジオフラッシュでMモード設定時)
送信範囲 最大100m (撮影環境による) ※カスタム設定で30mに縮小可能
チャンネル / ID 32チャンネル / ID 01〜99
ディスプレイ 大画面LCDパネル
電源 単3形アルカリ乾電池2本
サイズ 95×62×49mm
重量 93g (本体のみ)