DxO Labs (ディーエックスオー ラボ) は、「DxO FilmPack 7」を2023年9月27日に発売した。価格は14,900円、アップグレード版が8,900円 (いずれも税込)。
「DxO FilmPack」は、フィルムのイメージをデジタルで再現するソフトウェア。銀塩フィルムだけでなく、デジタルエフェクトのシミュレーションもプリセットされている。また、シネマティックスタイル、フレーム、テクスチャ、光漏れ効果なども選択可能だ。
「FilmPack 7」では本物のフィルムを解析してデータ化し、発色やグレイン (粒状感) などフィルムの特性を忠実に再現する。モノクロフィルム40種とカラーフィルム49種を搭載する。
19世紀から現代までの写真の歴史的なスタイルを再現する「タイムマシン」。「FilmPack 7」では新たなプリセット22種類が追加された。合計で94種類となっている。
当時の歴史的な出来事や写真表現を振り返りながら、対応する仕上がりにすることができる。
プリセットの「1956年-ナダール」を適用してみた。
5つのアナログフィルムと20種類のデジタルエフェクトが追加され、再現可能なアナログフィルム数は89種類、デジタルスタイルは82種類となっている。
デジタルエフェクトから「富士フイルム-クラシックネガ」を適用した。エフェクトの強度の設定やグレインの変更が可能だ。
新たに搭載された「明度マスク」により、明度による調整ができるようになった。
スポイトツールで選択したポイントと明るさが同等の部分を自動選択してくれる。これによりホワイトバランスやコントラストなどの部分調整が、明るさに基づいてコントロールすることが可能になった。
「FilmPack 6」と「FilmPack 7」の機能比較。「タイムマシン」のアップデートと「明度マスク」の搭載により、さらに表現の幅が広がった。
期間限定で「DxO PhotoLab 7」「DxO ViewPoint 4」とのコンボキットもキャンペーン価格で販売中だ。いずれもDxOのWEBサイトでダウンロード購⼊することができる。
DxO FilmPack 7 システム要件
Windows
- Microsoft Windows 10 バージョン 20H2 以降 (64-bit)
- 8GB以上のRAM (16GB推奨)
- 4GB以上のハードディスク空き容量
- Intel Core または AMD Ryzen 4コア以上 (8コア推奨)
- 1280×768以上のディスプレイ (1920×1080推奨)
- NVIDIA RTX 2060 または AMD Radeon RX 6600 の最新ドライバ推奨
macOS
- macOS 12.6.8 Monterey 以降
- 8GB以上のRAM (16GB推奨)
- 4GB以上のハードディスク空き容量
- 1280×768以上のディスプレイ (1920×1080推奨)
- Intel Macs with M1 または AMD Radeon Pro RX5700推奨