4年ぶりの超大型モデル撮影会に潜入！ 800人の熱気と写真愛にあふれたヨドバシカメラ大撮影会レポート

2023年9月30日、東京都立川市・国営昭和記念公園にてヨドバシカメラ大撮影会が開催された。

今回はコロナ禍の影響もあり2019年以来、4年ぶりの開催となった。この撮影会は国内最大規模のモデル撮影会で、講師14人も一流のプロ写真家ばかり。モデルはオーディションで選出された27人が集結。午前・午後を通じて約800人が参加し、大いに盛り上がった。

メーカーブースではカメラやレンズを無料貸し出し

午前の部は10時30分にスタート。受付を済ませた参加者は、それぞれ自前の機材をチェックしたり、ずらりと設置されたカメラ・レンズメーカー各社のブースで、最新機材や高級機材の無料貸し出しの手続きを行なうなど準備に余念がない。

公園内を移動しながらモデル撮影

スタート前には講師の写真家、モデル、参加者が一堂に集まり、開会式が行なわれた。MCの光川真由さんによる進行のもと、主催の挨拶に続き、講師の写真家からの挨拶、モデル紹介と続き、いよいよ撮影会がスタート！講師とモデルの名前が書かれたプラカードに導かれて、参加者が公園内の撮影場所へと移動していく。

撮影会は、山岸伸さんや土屋勝義さんをはじめとする講師陣がモデルを連れて撮影ポイントを移動。随時レクチャーを行ないながら参加者にモデルを撮影してもらうというスタイル。参加者はひとりの講師のレクチャーをじっくり聞いて撮影するもよし、次々と講師の元をまわって、いろいろなモデルを撮影するもよし。各部2時間、広い公園の敷地内を移動しながら、それぞれの楽しみ方で撮影会に参加していた。

レクチャー方法は講師それぞれの個性が際立つ

講師のレクチャー方法に個性が出るのもおもしろい。カメラアングル、光の見つけ方、影の生かし方、レフ板の当て方、モデルへの声がけやアプローチ、ポージングの指導、しゃぼん玉などの小道具を使ってのシチュエーションの切り取り方など、すぐに実践できるテクニックや心構えがどんどん飛び出す。参加者も熱心に聞き入りながら、思い思いにシャッターを切る姿が印象的だった。

また、撮影会にあまり参加したことがない、ポートレート撮影が初めてといった人には初心者講習も行なわれた。この日は西尾豪さんが初心者講習を担当。親しみやすいキャラクターと丁寧な指導で、慣れない参加者も満足した様子だった。

午前の部は少し雨も降る空模様で涼しかったが、午後は一転して晴れて汗ばむ陽気となった。単なるモデル撮影会というだけでなく、豪華な写真家のレクチャーを受けられ、チャンスがあれば撮った写真をその場で見てもらい、最新のカメラやレンズも試すことができるといった充実した内容で、各部2時間はあっという間に過ぎた。