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ズーム全域で開放F2.8の超広角ズームレンズ「ライカ スーパー・バリオ・エルマリートSL f2.8/14-24mm ASPH.」

ライカカメラは、ライカLマウントの超広角ズームレンズ「スーパー・バリオ・エルマリートSL f2.8/14-24mm ASPH.」を2023年11月に発売する。販売価格は385,000円 (税込)。

スーパー・バリオ・エルマリートSL f2.8/14-24mm ASPH.

 

本製品は、ライカSLシステム初の焦点距離14mmをカバーする開放F2.8の超広角ズームレンズ。2021年5月22日発売の大口径標準ズームレンズ「バリオ・エルマリートSL f2.8/24-70mm ASPH.」と対をなす。

スーパー・バリオ・エルマリートSL f2.8/14-24mm ASPH.
「スーパー・バリオ・エルマリートSL f2.8/14-24mm ASPH.」(左) と「バリオ・エルマリートSL f2.8/24-70mm ASPH.」を装着した「ライカ SL2-S」(右)

 

レンズ構成は3枚の非球面レンズを含む13群18枚。歪曲や収差に優れた補正効果を発揮し、色収差を最低限に抑える。コンパクトなサイズながら、開放絞り値はF2.8と明るく、被写体のすみずみに至るまでシャープな描写を実現する。

スーパー・バリオ・エルマリートSL f2.8/14-24mm ASPH.

 

レンズ表面にはマルチコーティングが施され、フレアやゴーストを招く迷光を抑える。また、球形に張り出した最前面のレンズには、撥水効果のあるアクアデュラコーティングを採用し、金属製の固定式レンズフードとともにフロントレンズを保護する。

スーパー・バリオ・エルマリートSL f2.8/14-24mm ASPH.

 

鏡筒はアルミニウム素材を使用した堅牢な構造となっており、防塵・防滴性能を持つ。レンズ前面にフィルターを取り付けることはできないが、マウント側にシートタイプのフィルムフィルターを装着できるホルダーが設けられている。

スーパー・バリオ・エルマリートSL f2.8/14-24mm ASPH.
ライカ SL2-S 装着時

 

静止画に限らず、動画撮影でも最高の描写性能を確保しており、画角の広さを利用して、建築やインテリアの撮影、被写体に肉薄するルポルタージュから風景の撮影まで、幅広い用途に対応できる。

スーパー・バリオ・エルマリートSL f2.8/14-24mm ASPH.
使用例

Leica Super-Vario-Elmarit-SL f2.8/14-24mm ASPH. 主な仕様

対応マウント Lマウント
対応撮像画面サイズ 35mmフルサイズ
フォーカス AF
焦点距離 14〜24mm
レンズ構成 13群18枚 (非球面レンズ3枚)
開放絞り F2.8
最小絞り F22
最短撮影距離 0.28m
最大撮影倍率 1:7.4 (24mm時)
フィルター フィルムフィルター用ホルダー (レンズマウント部)
最大径×長さ 約φ85×131mm
質量 約855g