ライカカメラは、ライカMマウントの広角レンズ「Summicron (ズミクロン) M f2/28mm ASPH.」を2023年11月に発売する。カラーはブラックのみ。価格は未定。
「ズミクロンM f2/28mm ASPH.」は、ライカMシリーズ用の広角レンズ。2016年に発売された同型のレンズに最先端のテクノロジーを採用し、アップデートしたもの。
レンズ構成は非球面レンズを含む6群9枚。最短撮影距離は、距離計連動時は従来機同様0.7mだが、独自のデュアルカーブ機構を取り入れたことでライブビュー撮影時には0.4mまで短縮される。近接撮影能力が高まり、被写体との距離を詰めた撮影が可能となった。
なお、0.7mまでフォーカスリングを回すと軽く抵抗が感じられ、レンジファインダーでピント合わせができる範囲を確認できる。
レンズフードは、従来モデルの着脱式から、軽く回転させるだけでスムーズに引き出しと収納が行えるラウンドシェイプの組み込み式フードに変更された。
Leica Summicron M f2/28mm ASPH. 主な仕様
カラー ブラック
マウント ライカM バヨネットマウント (6ビットコード付き)
フォーカス MF (マニュアルフォーカス)
焦点距離 28mm
レンズ構成 6群9枚
開放絞り F2
最小絞り F16
絞り羽根枚数 10枚
最短撮影距離 ライブビュー時 0.4m、レンジファインダー使用時 0.7m
フィルター径 E46
最大径×長さ 約φ55×58mm
質量 約275g