キヤノンは、RF-Sマウントの超広角ズームレンズ「RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM」を2023年12月に発売する。価格はオープン。参考価格は55,000円 (税込)。
<2023.11.29> 発売日が2023年12月8日に決定。
「RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM」は、APS-Cセンサー対応のRF-Sレンズとしては初の超広角ズームレンズ。35mm判換算で16〜29mm相当をカバーし、遠近感を生かした撮影ができる超広角から、自然な見た目の広角まで、さまざまなシーンに対応する。
■携帯性を重視した小型・軽量設計
レンズ構成は10群12枚。UDレンズ2枚とプラスチックモールド非球面レンズ1枚を使い、ズーム全域で色収差を補正。レンズ枚数を抑えた小型・軽量設計と優れた描写性能を両立させた。歪曲収差については、カメラ側の電子歪曲収差補正を使用することを前提にしており、その効果もあり、コンパクトで約150gと非常に軽量なレンズに仕上がっている。
レンズ形状とコーティングの適正化により、レンズ内の光の反射を抑え、フレアやゴーストの発生を低減する。収納時の全長は44.9mmで、ズームリングを10mmの位置まで回すとレンズが繰り出される構造。
■優れた近接撮影能力
最短撮影距離はAF撮影時に14cm (ズーム全域一定)、18mm時に最大撮影倍率0.23倍が得られる。さらに、MF撮影時には10mm時に8.6cmまで寄ることができ、最大撮影倍率は0.5倍に達する。超広角レンズならではの広い画角とボケを生かしたクローズアップ撮影を楽しめる。
AFの駆動にはリードスクリュータイプのSTM (ステッピングモーター) を使用し、動画撮影時にも自然でなめらかなAFが行われ、Vlog撮影などにもフィットする。
■手ブレ補正機構ISを搭載
レンズに搭載された光学式手ブレ補正機構により4.0段、ボディ内手ブレ補正機構を搭載するカメラ (「EOS R7」など) との組み合わせでは協調制御が働き、6.0段の手ブレ補正効果が得られる。また、動画電子ISとの協調制御も可能で、動画撮影時に強力な手ブレ補正効果が得られる。
Canon RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM 主な仕様
マウント キヤノンRFマウント
焦点距離 10〜18mm (35mm判換算16〜29mm相当)
レンズ構成 10群12枚 (UDレンズ2枚、プラスチックモールド非球面レンズ1枚)
開放絞り F4.5〜6.3
最小絞り F32
画角 107°30′〜74°20′ (対角線)
絞り羽根枚数 7枚
最短撮影距離 AF時 0.14m (ズーム全域)、MF時 0.086m (10mm時)
最大撮影倍率 AF時 0.23倍 (18mm時)、MF時 0.5倍 (10mm時)
フィルター径 49mm
最大径×長さ 約φ69×44.9mm (収納時)
質量 約150g
付属品 レンズキャップ E-49、レンズダストキャップ RF (リアキャップ)