ニュース

薄型の広角パンケーキレンズ「フォクトレンダー COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical X-mount」

コシナは、フォクトレンダーの富士フイルムXマウント用MF広角レンズ「COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical X-mount」を2024年2月に発売する。カラーはシルバーとブラックの2色。希望小売価格は88,000円 (税込)。

<2024.1.26> 発売日が2024年2月9日に決定。

 

COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical X-mount

 

「COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical X-mount」は、2023年6月14日に発売された「ULTRON 27mm F2 X-mount」に続く、富士フイルムXマウント用の薄型パンケーキレンズ。サイズは2本ともほぼ同じで、光学設計は富士フイルムXシステムカメラのイメージセンサーに最適化されている。MFレンズながら電子接点を持ち、Xシリーズ装着時にExif情報の共有、フォーカスチェック、撮影距離連動表示に加え、特定の機種ではボディ内手ブレ補正にも対応する。

■薄型でありながら高い描写性能を発揮

鏡筒の全長はわずか23.5mmの薄型レンズで、レンズ構成は5群7枚。前玉には色収差を抑える効果のある異常部分分散ガラスを、後玉には球面収差や歪曲収差、コマ収差などを良好に補正する非球面レンズが採用されている。

画角は35mm判換算で28mm相当となり、スナップ撮影に最適なレンズに位置付けられる。開放絞り値はF2.8とされ、光量の少ないシーンにも対応する。

また、最短撮影距離は0.17mで、被写体に近づき、広角レンズ特有のパースペクティブを活用したテーブルフォトなどを楽しめる。

■金属製鏡筒と全群繰り出し式フォーカシング

フォーカシングは鏡筒内でレンズ全群が繰り出される構造で、高い精度で加工・調整された総金属製ヘリコイドユニットと高品質グリースの採用もあり、滑らかな操作感が得られる。フォーカスリングには指がかりの良い形状のフォーカシングレバーを装備。距離指標を見なくても、指先の感触でおおよその距離を知ることができる。

絞り羽根は、絞り穴を円形に近づけるため10枚構成とされる。絞りリングの動きがダイレクトに絞り羽根の開閉に直結した機構を採用し、1/3ステップのクリック付き。

専用のねじ込み式レンズフードは、薄型レンズにふさわしいドーム型となっている。フードのカラーはブラックのみ。

COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical X-mount
ねじ込み式のドーム型レンズフードが付属

フォクトレンダー COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical X-mount 主な仕様

カラー シルバー、ブラック
マウント 富士フイルムXマウント
フォーカス マニュアルフォーカス (MF)
焦点距離 18mm (35mm判換算 約28mm相当)
レンズ構成 5群7枚 (異常部分分散ガラス1枚、非球面レンズ1枚)
画角 75.4°
開放絞り F2.8
最小絞り F22
絞り羽根枚数 10枚
最短撮影距離 0.17m
最大撮影倍率 1:6.6
フィルター径 φ43mm
最大径×全長 φ59.3×23.5mm
質量 115g
付属品 専用ねじ込みレンズフード (ドーム型)

※電気通信対応カメラ、ボディ内手ブレ補正対応カメラは、コシナのWEBサイトで確認できる。