ソニーは、ワールドアスレティックス (World Athletics : 世界陸連) とスポンサーシップに関する基本合意に至ったことを2024年1月23日に発表した。ワールドアスレティックスは陸上競技の国際競技連盟で、競技規則を整備し加盟団体の統括と世界的な競技大会の運営を担っている。
契約期間は2024年から2026年までの3年間。2024年3月1日に開幕する「グラスゴー2024世界室内陸上競技選手権大会」を皮切りに、2025年9月に東京で開催される「第20回世界陸上競技選手権大会」など、2026年末までに行われるワールドアスレティックスシリーズすべての大会をソニーがサポートする。
ソニーは、ミラーレスカメラαシリーズ、Gマスターレンズをはじめ、放送向けソリューションなどのテクノロジーで、アスリートの活躍を捉えるためのサポートをしていく。また、グループ会社であるHawk-Eye Innovations (ホークアイ) の審判判定支援サービスにより、公平な大会運営にも貢献していくという。
ソニーグループ株式会社社長 COO兼CFOの十時裕樹氏は「ソニーは “クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす” というPurpose (存在意義) のもと、スポーツが生み出す感動をテクノロジーによって高め、世界中のスポーツファンに届けることで、スポーツの発展に貢献します」とコメント。「陸上競技における世界最高峰の大会としても知られるワールドアスレティックスシリーズとのスポンサーシップに関する基本合意を得られたことを嬉しく思います」と喜びの言葉を述べた。
ワールドアスレティックス会長であるセバスチャン・コー氏は「陸上競技にとってエキサイティングな時期を迎えようとしている今、競技がもたらす興奮や、選手の息をのむようなパフォーマンスをとらえるために、ソニー以上にすばらしいパートナーは考えられません」とコメント。さらに「今年は、5つのワールドアスレティックスシリーズに加えてパリでもアスリートが競い合い、ナンバーワンのオリンピック競技である陸上競技に世界中の注目が集まります。ワールドアスレティックスシリーズにおいて、ソニーのテクノロジーで撮影する、陸上競技の歴史に残る数々の瞬間を楽しみにしています」と続けた。