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“ボケの王様”復刻版にブラックの限定モデルが登場「ライカ ズミルックスM f1.4/35mm ブラック」

ライカカメラは、ライカMマウントの特別限定モデル「ライカ ズミルックスM f1.4/35mm ブラック」を2024年3月25日に発売する。価格は1,628,000円 (税込)。

ライカ ズミルックスM f1.4/35mm ブラック

 

「ズミルックスM f1.4/35mm」は、1961年に誕生したライカMシリーズ用の大口径35mm広角レンズ。ボケの美しさから「True King of Bokeh (ボケの王様)」という異名を持っており、本製品はオリジナルと同じ光学設計に基づいて作られている。絞り開放ではふわりと柔らかな描写をし、F2.8まで絞るとシャープで歪曲収差もない優れた描写が得られる。

ライカ ズミルックスM f1.4/35mm ブラック
ライカM6 装着時

 

この「ズミルックスM f1.4/35mm ブラック」は、1961年に登場した最初期のモデルをベースに、ブラックアルマイト仕上げと「スチームリム」の通称で知られるシルバーカラーのステンレス製フロントリングを採用した特別なデザインが採用されている。

ライカ ズミルックスM f1.4/35mm ブラック

 

化粧リングには「LEITZ WETZLAR」の文字が入り、レンズ鏡筒には特別なシリアルナンバーが刻印されている。フォーカスロックボタンは真鍮製のブラックペイント仕上げとなっており、使い込むほどにペイントが摩耗して、徐々に地金が見えることで独特な風合いが得られる。

ライカ ズミルックスM f1.4/35mm ブラック
ライカM6 装着時

 

フォーカスリングの数字や文字は最初期モデルのデザインがベースとなっており、距離目盛のフィート (ホワイト) とメートル (レッド) の数字は、2022年11月に発売されたシルバーカラーの「ズミルックスM f1.4/35mm」復刻モデルとはカラーリングを入れ替えたものとなっている。

ライカ ズミルックスM f1.4/35mm ブラック
付属の丸型フード装着時

本製品では、パッケージも最初期モデルを彷彿させるヴィンテージ調のデザインとなっており、レンズコンテナ、オリジナルの角型レンズフード、丸型レンズフード (E46用のフィルターネジ付き) が付属する。

LEICA Summilux M f1.4/35mm ブラック 主な仕様

マウント ライカMバヨネット (6ビットコード付き)
カラー ブラックアルマイト仕上げ
フォーカス MF (マニュアルフォーカス)
焦点距離 35mm
レンズ構成 5群7枚
開放絞り F1.4
最小絞り F16
絞り羽根枚数 10枚
最短撮影距離 1.0m
フィルター径 E46
最大径×長さ 約φ66.5×26mm (先端からバヨネットフランジまで)
質量 約200g
付属品 角型レンズフード、丸型レンズフード