ニュース

伝説の名玉を最新技術で進化させた大口径中望遠レンズ「Biotar 75mm F1.5 II」受注開始

ケンコープロフェショナルイメージング (KPI) は、ドイツの光学メーカー Meyer Optik Gӧrlitz (メイヤーオプティックゴルリッツ) が製造する「Biotar 75mm F1.5 II」の受注を、2024年3月26日に開始した。対応マウントは、キヤノンRF、キヤノンEF、ソニーE、ニコンZ、ニコンF、富士フイルムX、ペンタックスK、ライカL、ライカM、マイクロフォーサーズ。どのマウントの製品も、希望小売価格は269,500円 (税込)。

Biotar 75mm F1.5 II

 

1930年代、独創的なデザイナーのWilli Merté により開発された、カール・ツァイス・イエナ製の大口径中望遠レンズ「Biotar 75mm F1.5」。このオリジナル製品の持つ伝統的な描写力と広い用途などの魅力を、現代の最新技術で継承発展させた “バージョン II”。それが今回の「Biotar 75mm F1.5 II」である。最高の光学ガラスと特殊なARコーティングを採用し、高精度に製造された部品で構成。4群6枚レンズを備えたダブルガウス型レンズである。

【CP+2024】KPI/GODOX
CP+2024会場の、KPI/GODOX合同ブースに出展された「Biotar 75mm F1.5 II」(これはソニーEマウント用)。マウント方式によって全長は最大で25mm違う。

 

「Biotar 75mm F1.5」は、中心部のシャープネスに加えて渦巻き状のボケ味が、その描写の特徴として知られてきた。バージョンIIの「Biotar 75mm F1.5 II」も、その独特な描写を継承。また、最小絞りでも良好なコントラスト再現を実現し、色再現性も優秀。倍率色収差も良好に抑制。このように、バランスの良いレンズに仕上がっている。だから、ポートレートだけでなく、風景やネイチャーや建築など、幅広い撮影ジャンルで有効活用できるだろう。

作例

Biotar 75mm F1.5 II

Meyer Biotar 75mm F1.5 II 主な仕様

マウント
キヤノンRF、キヤノンEF、ソニーE、ニコンZ、ニコンF、富士フイルムX、ペンタックスK、ライカL、ライカM、マイクロフォーサーズ
焦点距離 75mm
開放絞り F1.5
最小絞り F16
画角 32°
イメージサークル 60mm
レンズ構成 4群6枚
絞り羽根枚数 15枚
最短撮影距離 0.75m
フィルター径 62mm
長さ 70〜95mm (マウントにより異なる)
質量 550〜650g (マウントにより異なる)
素材 アルミニウム (アルマイト加工)