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写真プリントのハードルをグンと下げたキヤノン「SELPHY」が誕生20周年

キヤノンのコンパクトフォトプリンター「SELPHY」シリーズが、2024年で誕生20周年を迎えました。

キヤノン「SELPHY」誕生20周年

■小型軽量の持ち歩けるプリンター「SELPHY」

「SELPHY」は、気軽に持ち歩きができるコンパクトサイズのフォトプリンター。ポストカードサイズの用紙やスクエアフォーマットのシール紙などに、カメラやスマートフォンで撮影した写真をダイレクトにプリントすることができます。昇華型熱転写方式で高画質と高い耐久性を両立。操作も簡単で、作品づくりはもちろん、外出先でプリントして思い出の共有にも活躍します。

■「SELPHY」誕生は2004年

デジタルカメラの普及が進み、フォトプリントの需要が高まった2000年代。キヤノンは2001年4月に昇華型熱転写方式プリンター「CP-10」を発売し、フォトプリント市場の先駆けとなりました。

デジタルカメラで撮影した写真を自分で簡単にプリントし、新たな写真の楽しみ方を体験してほしいという思いから、より親しみを持ってもらうことを目的に製品コンセプトを名称化。「Self」(自分自身) と「Photography」(写真) を組み合わせた「SELPHY」ブランドを立ち上げました。

それから20年。2024年4月までに計31製品を展開し、全世界での累計販売台数は2023年12月31日時点で1,700万台を超えています。

■時代とともに進化する「SELPHY」

2004年10月、ブランドの立ち上げとともに「SELPHY CP500」「SELPHY CP400」を発売。2005年9月には、カラー液晶モニターを搭載し、メモリーカードからのダイレクトプリントができる「SELPHY CP710」が登場しました。

2012年9月発売の「SELPHY CP900」では、スマートフォンやタブレット端末とのワイヤレス連携を実現。2020年4月にはバッテリー内蔵で携帯性に優れた小型・軽量の「SELPHY SQUARE QX10」、2022年9月にはCPシリーズの最新機種として自動補正機能による鮮やかな色表現が可能な「SELPHY CP1500」が登場するなど、時代の変化とデジタル技術の進化に合わせた製品が続々と投入されています。

キヤノン「SELPHY」誕生20周年
SELPHY CP1500 (左)、SELPHY SQUARE QX10 (右)

■専用アプリで加工やレイアウトもカンタン

「SELPHY」シリーズ専用アプリ「SELPHY Photo Layout」も用意されています。アプリでは、コラージュやフィルターやスタンプなどの追加、さまざまなサイズの用紙でのレイアウト作成が可能。直感的な操作で、簡単に写真を加工することができます。

キヤノンは、これからも幅広いユーザーの期待に応えながら、時代の変化に合わせた「SELPHY」シリーズの拡充を続けることで、新たな写真の楽しみ方や使い方を提供し、映像文化への貢献を目指すとのことです。今後、どんな「SELPHY」シリーズが登場するのか、楽しみですね。