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カメラグランプリ2026決定! ソニーが大賞・レンズ賞の2冠、ユーザー投票はキヤノンに人気が集まる

カメラ記者クラブが主催する「カメラグランプリ2026」の受賞製品が決定しました。

カメラグランプリ2026

 

「カメラグランプリ2026」は、総勢57名の選考委員により、2025年4月1日から2026年3月31日までの1年間に日本国内で新発売されたカメラ・レンズの中から、最も優れた機種を選出して表彰するもの。今回は大賞・レンズ賞とも上位2製品の得票数が僅差で、期間中に注目度の高い製品の発売が多数あったことを物語っています。

■接戦を制してソニーが大賞とレンズ賞を受賞

大賞に選ばれたのは、ソニーのフルサイズミラーレスカメラ「α7 V」。また、レンズ賞にはソニーの望遠ズームレンズ「FE 50-150mm F2 GM」が選ばれ、ソニー製品の2冠となりました。レンズ賞は、前回の「カメラグランプリ2025」に続いてソニーが受賞しています。

■あなたが選ぶベストカメラ賞/レンズ賞はキヤノンが受賞

いっぽう、ユーザーの投票によって選出される「あなたが選ぶベストカメラ賞」は、キヤノンのフルサイズミラーレスカメラ「EOS R6 Mark III」が受賞。また、「あなたが選ぶベストレンズ賞」にはキヤノンの標準レンズ「RF45mm F1.2 STM」が選ばれ、ユーザー投票の結果はキヤノンの2冠となりました。キヤノンは前回も「あなたが選ぶベストカメラ賞」と「あなたが選ぶベストレンズ賞」を受賞しており、2年連続の2冠です。

■カメラ記者クラブ賞は3製品が受賞

カメラ記者クラブのメンバーが大衆性・話題性・先進性の観点で選ぶ「カメラ記者クラブ賞」は、技術賞としてリコーイメージングのモノクロ専用コンパクトデジタルカメラ「RICOH GR IV Monochrome」、企画賞としてシグマのフルサイズミラーレスカメラ「Sigma BF」と富士フイルムのコンパクトデジタルカメラ「X half」が選出されました。

カメラグランプリ2026 大賞

ソニー α7 V

カメラグランプリ2026

選考理由
AIプロセッシングユニットを統合した「BIONZ XR2」により、高度な処理能力と低消費電力を両立。部分積層型CMOSセンサーの搭載は、最大約16ストップに及ぶ広いダイナミックレンジと、14bit RAWでのブラックアウトフリー最高約30コマ/秒連写を可能にした。フラッグシップ機譲りのリアルタイム認識AFは、追従精度と信頼性をさらに一段引き上げている。全画素読み出しの4K60p動画や、自由度の高い4軸マルチアングル液晶モニターの採用など、表現者の多様なニーズを高い次元で充足させている。

従来の「ベーシック機」という枠組みを刷新し、フルサイズミラーレスカメラの新たなスタンダードを定義したその完成度は、選考委員から極めて高い評価を得た。最先端技術を幅広いユーザー層に開放した意義を称え、本機を大賞に選出した。

カメラグランプリ2026 レンズ賞

ソニー FE 50-150mm F2 GM

カメラグランプリ2026

選考理由
50mmから150mmまでのズーム全域で開放絞りF2を実現した世界初の大口径ズームレンズ。超高度非球面XAレンズ2枚を効果的に配置した革新的な光学設計により、単焦点レンズに迫る優れた解像力と自然でやわらかいぼけを描き出す。最大撮影倍率は0.2倍と高い近接撮影性能も備える。それらが質量約1,340g (三脚座別) の軽量設計でまとめられ、機動性が求められるポートレート、ウエディングや室内イベント・スポーツなどプロフェッショナルの現場で評価され、「カメラグランプリ2026 レンズ賞」に決定した。

カメラグランプリ2026 あなたが選ぶベストカメラ賞

キヤノン EOS R6 Mark III

カメラグランプリ2026

投票理由
投票時のコメントでは「ランクアップしたスタンダード機としてソツのない仕上がりになっており、これさえあればなんでも撮れるという安心感があります」「EOS R5 Mark IIと遜色ないカメラで価格はR5より安い。CFexpressカードが使えるようになったので、もうこれで⼗分でしょと思わせるカメラ」「4月から写真学科で学び始める身として、これからの数年間を共にする “信頼の基準” としてこの一台を選びました。スペックの数字以上に“撮り手の意図を裏切らない” という哲学を感じます。プロを目指す学生にとって、表現の基礎を叩き込むための最高の教科書であり、相棒になると確信しています」といった声が寄せられました。

カメラグランプリ2026 あなたが選ぶベストレンズ賞

キヤノン RF45mm F1.2 STM

カメラグランプリ2026

投票理由
投票時のコメントでは「夢だったF1.2レンズがこんなにも安く手元にきて驚いています。ポートレートやスナップ撮影が一段と楽しくなりました。高スペックだけじゃない方向で技術力を示したレンズとして選びます」「レンズが高解像度で高い方向性ばかりの所に現れたアンチテーゼ。もっと色々なベクトルのレンズが現れて欲しい」「大口径レンズは高価で高性能、という固定観念を打破した新しいコンセプトの商品であるため。大口径は欲しいが究極の解像を求めているわけではない、というユーザーニーズに応えた」といった声が寄せられました。

カメラグランプリ2026 カメラ記者クラブ賞

【技術賞】リコーイメージング RICOH GR IV Monochrome

カメラグランプリ2026

選考理由
APS-Cセンサー搭載のコンパクトカメラで初のモノクロ専用機。モノクローム表現を極めるため、モノクローム専用イメージセンサーを搭載し、カラーフィルターと補間処理を排し、GRレンズの優れた光学性能を引き出すことで、解像力、豊かなグラデーション、低ディストーション、GRレンズの真価がモノクロームで発揮。また、NDフィルターの代わりに赤色フィルターをレンズユニットに内蔵し、印象の強い写真を得ることができ、写真表現者の心を揺さぶる。「RICOH GR」シリーズ誕生30周年を迎え、最強のスナップシューターを挑戦し続ける姿勢は、「カメラグランプリ2026 カメラ記者クラブ・技術賞」に文句ない孤高の存在として評価した。

【企画賞】シグマ Sigma BF

カメラグランプリ2026

選考理由
“撮る” という行為の本質に立ち返る設計思想のもと、操作系および表示系を極限まで簡素化することで、撮影そのものに深く集中できる独自のユーザーインターフェースを実現した点を高く評価。さらに、アルミ削り出しによるユニボディ構造は高い剛性と工芸的な美しさを両立し、カメラというプロダクトの物質的魅力を大胆に表現する。多機能化が進む従来の流れとは異なったアプローチからカメラの存在意義を問い直し、新たな価値と方向性を提示したその革新性は特筆に値する。

【企画賞】富士フイルム X half

カメラグランプリ2026

選考理由
「富士フイルム X half」はフィルムカメラのハーフ判をモチーフにした縦位置撮影を基本とした新しいコンセプトのコンパクトデジタルカメラ。240gの⼩型軽量性で、フィルムカメラライクなルックスなど日常的な使いやすさで若年層にもアピール。「期限切れフィルム」や「ミラー」「ライトリーク」など独特なフィルター効果も搭載。またライブビュー表示もなく画像再生もない、巻き上げレバーを巻かないと次の撮影ができないといった「フィルムカメラモード」を搭載するなど、デジタルカメラでありながらフィルムカメラのような撮影体験を提供するユニークなコンセプトを評価し、「カメラグランプリ2026 カメラ記者クラブ・企画賞」に選定した。

 

カメラグランプリとは?

「カメラグランプリ」は、写真・カメラ媒体が加盟するカメラ記者クラブ (2026年5月現在で8媒体1団体が加盟) が主催し、カメラグランプリ実行委員会による運営のもと、選考委員を組織しています。選考委員は、カメラ記者クラブ会員、加盟媒体の編集長もしくは代表者、外部選考委員、特別選考委員で構成。43回目の開催となる今回は、総勢57名が選考にあたりました。

「カメラグランプリ2026」の選考対象は、2025年4月1日~2026年3月31日の1年間に日本国内で新発売された機種。もっとも優れたスチルカメラを選ぶ「大賞」、もっとも優れた交換レンズを選ぶ「レンズ賞」、カメラ記者クラブ会員の合議によって選ぶ「カメラ記者クラブ賞」、一般ユーザーの投票で決定する「あなたが選ぶベストカメラ賞」「あなたが選ぶベストレンズ賞」が設けられています。