焦点工房は、Thypoch (タイポック)「Ksana (クシャナ)」シリーズの第2弾となるライカMマウント対応・距離計連動レンズ「Ksana 35mm f/2 ASPH.」シルバークロームを2026年8月7日に発売した。

希望小売価格は117,000円、焦点工房オンラインストアでの販売価格は99,900円 (いずれも税込)。なお、ブラック塗装モデルは焦点工房オンラインストアで先行販売中。価格はシルバークロームと同じ。

クラシックレンズの温かみのある描写と高画素センサーを持つデジタルカメラに対応する最新の光学設計を、高次元で融合させるというThypochの光学思想に基づく「Ksana 35mm f/2 ASPH.」は、フルサイズ対応の広角MFレンズ。高い質感を持つ真鍮製の鏡筒は、ライカMシリーズはもちろん、クラシックカメラにも調和する美しいデザインに仕上がっている。
■クラシックな描写を残しつつシャープに写す
最新の光学技術が反映された光学系のレンズ構成は、非球面レンズ1枚、EDレンズ1枚、高屈折レンズ2枚を含む5群8枚。ピント面にはしっかりとした芯を持たせながら滑らかにぼけてゆく描写は、被写体を立体的に描き出す。

レトロ感がある温かみのある発色は、独自の多層コーティング「Epoch Coating ’84」によるところが大きい。これは、1980年代のカメラ用レンズが持つ独特な光の表情から着想を得たものだという。ゴールドパープルのフレアやシネマライクな描写特性を、現代の光学技術で再現している。

順光では自然なコントラストと階調を保ち、逆光では光の角度によって現れる黄金色のフレアがレトロな雰囲気を醸し出し、印象的な描写となる。

■真鍮鏡筒によるクラシカルなたたずまい
鏡筒には真鍮素材を使い、優れた質感と耐久性を備える。長さは27mmとコンパクトで、重量は約199gと軽量だが、適度な重量感がある。フォーカスリングには、指がかりのよい三日月形のフォーカスレバーが設けられ、ピント操作をサポート。絞りリングにはローレット加工が施され、適度なグリップ感が得られる。

■レンジファインダー機に対応
距離計連動型のフォーカシング機構を持ち、ライカMシリーズに対応。最短撮影距離は0.5mで、ライブビュー撮影の際はここまで寄れる。一方、レンジファインダー撮影時は、距離計が連動するのは最短0.7m。フォーカスリングの0.7mの位置に僅かな抵抗を設けることで、撮影しながらこの距離を直感的に把握できる。

2種類のレンズフードを同時発売
レンズの発売に合わせて、「Ksana 35mm f/2 ASPH.」用レンズフード「TP-LHMB-F」、「Ksana 21mm f/3.5 ASPH.」用レンズフード「TP-LHMS-E」が登場。希望小売価格はどちらも18,000円、焦点工房オンラインストアでの販売価格は14,850円 (いずれも税込)。レンズへは、フード両側のボタンを押しながら着脱する。


Thypoch Ksana 35mm f/2 ASPH. 主な仕様
カラー シルバークローム、ブラック
対応マウント ライカMマウント
対応画面サイズ 35mmフルサイズ
焦点距離 35mm
レンズ構成 5群8枚 (非球面レンズ1枚、EDレンズ1枚、高屈折レンズ2枚)
絞り羽根枚数 10枚
絞り範囲 F2〜F16
最短撮影距離 0.5m
フィルター径 39mm
フォーカス MF (距離計連動型) ※撮影距離0.5〜0.7mの範囲では距離計は連動しない。
最大径×長さ 約φ52×27mm (マウント部、突起部のぞく)
質量 約199g
付属品 前後レンズキャップ