ソニーは、円形魚眼と対角線魚眼、どちらも撮影できるフルサイズ対応のAF魚眼ズームレンズ「FE 8-14mm F3.5 Fisheye G」を2026年10月9日に発売する。価格はオープン。参考価格は260,000円前後 (税込)。

■ソニー初のフィッシュアイズームレンズ
本製品は、ワイド端の8mm時には上下左右180°の円形画像が得られる円周魚眼撮影、テレ端の14mm時には、長方形の画面いっぱいに画像が写る対角線魚眼撮影ができるフィッシュアイズームレンズ。

ズームリングの9mmと11mmの中間位置に「・」の刻印があり、APS-Cサイズ機使用時はこの位置に合わせると対角線魚眼撮影を行える。なお、ズームリングを8mm、14mm、「・」(APS-C 対角線魚眼) の3つの位置でズーム位置をロックできる機能を持つ。



■ズーム全域F3.5の大口径と贅沢な光学系
開放F値はズーム全域でF3.5一定。レンズ構成は、EDレンズ4枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ2枚を含む13群16枚。ED (特殊低分散) ガラスや非球面レンズを効果的に配置することで、色収差などの諸収差を抑制し、高い解像性能を実現している。


インターナルフォーカスとインナーズームを用いた光学系を持ち、フォーカシングやズーミングにともなう全長の変化はない。最短撮影距離はズーム全域で0.15mと短く、テレ端の14mm時の最大撮影倍率は0.22倍。接写撮影にも強い。

■ダブルリニアモーターによる高速AF
AFの駆動にはダブルリニアモーターを採用。静粛性に優れ、滑らかな制御が可能。「α9 III」の連写時には、最大120コマ/秒での撮影に対応する。リニアレスポンスMFに対応し、動画撮影中にフォーカスリングを操作することで、ピント位置を移動することができる。また、フォーカスモードスイッチにFH (フォーカスホールド) を新設。星景撮影中などに誤操作でピントがずれることを防ぐ。

フォーカスブリージングを抑制した光学設計が用いられ、カメラ本体のブリージング補正機能にも対応しているため、動画撮影にも安心して活用できる。

■使い勝手のよいリアフィルターとレンズフード
本製品は、レンズ先端部にフィルターを取り付けることはできないが、レンズ後部、マウント部にリヤフィルターホルダーが設けられ、シートタイプのフィルターを形状に合わせて切り、取り付けることができる。
また、対角線魚眼撮影時に使える専用のレンズフードが付属。フードに取り付けるレンズキャップも同梱される。
■防塵・防滴に配慮した設計
レンズのすべての接合部にシーリングが施され、マウント部にはラバーリングを配置。ボタンやスイッチも防塵・防滴対策がなされている。
■3D VR撮影にも活用できる小型設計
静止画、動画を問わず、さまざまな撮影に対応できる小型設計により、VR撮影にもその高い機動力を発揮する。Eマウント対応のビデオカメラヘッド延長装置「VENICEエクステンションシステムMini」に本製品を取り付け、2台並べるとその光軸の間隔が人間の平均瞳孔間距離に近い約64mmとなり、視覚的に違和感のない立体映像を撮ることができる。さらに、3台を組み合わせることで、360°VR映像の制作も可能になる。

ソニー FE 8-14mm F3.5 Fisheye G 主な仕様
型名 SEL814G
マウント ソニーE
対応画面サイズ 35mmフルサイズ
焦点距離 8〜14mm (APS-Cカメラ装着時の35mm判換算 12〜21mm相当)
レンズ構成 13群16枚 (EDレンズ4枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ2枚)
開放絞り F3.5
最小絞り F22
絞り羽根枚数 7枚 (円形絞り)
最短撮影距離 0.15m (ズーム全域)
最大撮影倍率 0.22倍
フィルター径 後部にリヤフィルターホルダー
最大径×長さ 約φ63.1×82.8mm
質量 約314g (三脚座を除く)
付属品 フード ALC-SH186、レンズフロントキャップ (専用)、レンズリアキャップ ALC-R1EM、カッティング用テンプレート