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前回を上回る応募! ソニーの写真&映像アワード「THE NEW CREATORS」第2回表彰式レポート

ソニーマーケティングが主催する「THE NEW CREATORS」の第2回表彰式が、2026年10月17日に都内で開催された。

第2回「THE NEW CREATORS」表彰式

 

THE NEW CREATORSとは?

「THE NEW CREATORS」はソニーマーケティングが主催し、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、ソニー・ミュージックレーベルズ、ソニーPCLが協力して設立した写真と映像のアワード。ソニーグループ4社が新しい才能を見出し、新たな創作活動を支援していくことで、クリエイターと「感動」の未来を共創していくことを目的としている。年齢や経験、撮影機材の制限を設けずにオープン形式で募集される。

第2回では写真作品3部門、映像作品3部門の合計6部門が設けられ、写真作品には4枚でひとつのテーマを表現する「組写真部門」を新設。また、グランプリの賞金が第1回の50万円から100万円に引き上げられたほか、U25賞とソニー・ミュージックレーベルズ特別賞が新たに設けられた。

写真作品グランプリは坪井智洋さん「春を撒く人たち」

写真作品のグランプリを受賞したのは坪井智洋さん。受賞作「春を撒く人たち」(組写真部門) は、北海道・美瑛町で農作業のために融雪剤を散布する様子を捉えた組写真だ。美しい丘の景観は、多くの人々の苦労によって支えられている。それを伝えたいと考えて出品したそうだ。美瑛に暮らし、農業を営んでいるからこその視線で捉えることができた作品だ。

第2回「THE NEW CREATORS」表彰式

 

坪井さんは岡山県生まれ。北海道へ転勤した際に、美瑛町の丘の景観に魅了された。その後、会社を辞めて家族で美瑛町へ移住。現在は農業と写真家業を両立させ、撮影ガイドや書籍への寄稿など、地域の生活をドキュメンタリー視点で撮影し続けている。美瑛写真映像協会理事も務める。ちなみに、写真を始めたのは海外研修時代に一眼レフを購入したのがきっかけだったそうだ。

第2回「THE NEW CREATORS」表彰式
坪井智洋さん

坪井さんにはトロフィーと賞金100万円、副賞として「α7R V」、2年間のカメラ・レンズ機材サポート、2年間無料のソニー・イメージング・プロ・サポート、ソニー関連各社ならではの “特別な体験” が贈られた。

映像作品グランプリはtsuririnさん「事実の不確実性」

映像作品のグランプリを受賞したのはtsuririnさん。受賞作「事実の不確実性」は、ひとつの物体が、視点やメディアの変化によってまったく異なる姿へと変容していく過程を、幾何学的なオブジェクトの変化として視覚化した1分ほどの作品としてまとめられている。変化を通して、自分の見ている世界が唯一の正解ではないこと、そして情報をどう受け取り、どう向き合うのかという問いを表現したかったのだそうだ。

 

tsuririnさんは、CM制作会社でプロダクションマネージャーをしながら自主制作を続ける映像作家だ。29歳のとき、20代が終わる前に自分自身が何を考え、表現したいのかを1つの作品として残そうとしたのが出発点だったという。

第2回「THE NEW CREATORS」表彰式
tsuririnさん

tsuririnさんにはトロフィーと賞金100万円、副賞として「FX3」、2年間のカメラ・レンズ機材サポート、2年間無料のソニー・イメージング・プロ・サポート、ソニー関連各社ならではの “特別な体験” が贈られた。

副賞の「ソニー関連各社ならではの “特別な体験”」は、ソニーが支援する世界最大規模のアワード表彰式 (写真作品グランプリはソニーワールドフォトグラフィーアワード表彰式、映像作品グランプリはソニーフューチャーフィルムメーカーアワード表彰式) への招待や、ソニーイメージングギャラリーでの作品展示、撮影現場や制作拠点の見学体験など、さまざまな体験が提供される。体験型の副賞が充実していることも、「THE NEW CREATORS」の大きな特長だ。

第2回「THE NEW CREATORS」表彰式

写真作品の受賞者3人に注目

写真作品の受賞者から、3人を紹介しよう。

amiさん (優秀賞)

「本音」(自由部門) で写真作品の優秀賞を受賞したamiさんが写真を始めたきっかけは、子どもの誕生。変わらないと思っていてもいつか失われる日常を写真で未来に残していきたいという思いで、日常の一瞬を作品に残している。この受賞を励みに、さらなる挑戦をしていきたいと語る。

第2回「THE NEW CREATORS」表彰式
amiさん

小林明子さん (優秀賞)

「Invisible door」(組写真部門) で優秀賞を受賞した小林明子さん。写真学校卒業後、写真家として活動していくなかで、生きるうえで作品を作っていきたいという思いが強くなったそうだ。写真・映像・テキスト・音を素材にして、現実の中にある非現実をモチーフにした作品づくりに取り組んでいる。

第2回「THE NEW CREATORS」表彰式
小林明子さん

3mmfilmさん (入賞 / U25賞 / ソニーミュージックレーベルズ特別賞)

「たしかなせいかつ」(自由部門) で入賞、U25賞、ソニーミュージックレーベルズ特別賞の3賞を受賞した3mmfilmさん。cafunenomaの名前でクリエイティブディレクター、モデルとして活動している。「たしかなせいかつ」は祖母の暮らしを捉えたもの。なかでも、湯気で煙る台所に立つ祖母の姿が印象的だ。

第2回「THE NEW CREATORS」表彰式
3mmfilmさん

審査員のコメント

写真部門の作品を審査した川島小鳥さん、志賀理江子さんのコメントも紹介する。

川島小鳥さん

各部門にたくさん応募していただいて、とても楽しく審査をさせていただきました。すごくたくさんのバリエーションの作品があるということに感動しました。自分も含めて、これからも写真を楽しんでいきましょう。

第2回「THE NEW CREATORS」表彰式
川島小鳥さん

志賀理江子さん

たくさんの写真を画面上で見るという審査で、「見る」ことの難しさを問われた審査でした。作品づくりはテクノロジーに依存してしまう部分もあるけれど、その作品の上に漂うイメージが、見る人の心にどのようにくさびを打つかということだと思います。

第2回「THE NEW CREATORS」表彰式
志賀理江子さん

作品に込められた思いが重視された

ソニーマーケティング株式会社 代表取締役の川口大輔さんは、「我々はこの場を単に作品を表彰するだけにとどめず、新しい体験や新しい人たちとの出会いを次の挑戦につなげていく場になることを祈っています。そして、ソニーの多様な事業を生かして、クリエイターの皆さんと新しい感動を生み出していきたい」とコメントした。

第2回「THE NEW CREATORS」表彰式
ソニーマーケティング株式会社 代表取締役・川口大輔さん

 

また、企画責任者であるソニーマーケティング株式会社の丸山直樹さんは、「今回は作品点数・応募者数ともに第1回を上回る応募をいただきました。印象深かったのは、審査員の方々が単なる作品の美しさや撮影技術よりも、撮影者がどのような視点で何を感じ、それをどう伝えたいのかという作品に込められた思いを非常に重視されていたことです。受賞者の皆さんの作品は、その思いがとりわけ際立っていたということだと思います」とコメント。さらに、「THE NEW CREATORS」の受賞が人生のターニングポイントになったと思ってもらえるように「我々も皆様の活動を精いっぱい支援してまいります」と述べた。

受賞作品は、ソニー「THE NEW CREATORS」公式サイトで公開されている。また、第3回「THE NEW CREATORS」は、2026年11月17日に募集が開始される予定。詳細は公式サイトやSNSで案内される。