ニコンは、1.4倍テレコンバーター内蔵の大口径望遠ズームレンズ「NIKKOR Z 120-300mm f/2.8 TC VR S」を2026年11月13日に発売する。価格はオープン。参考価格は2,549,800円 (税込)。

■ズーム全域F2.8の明るさと圧倒的な描写力
単焦点レンズに匹敵する優れた描写を実現するため、最高の硝材を駆使した光学設計を採用。120〜300mmのズーム全域で開放F値2.8一定の明るさを持ち、光量が不足する屋内スポーツの撮影などにも適応する。また、1.4倍テレコンバーターを内蔵し、168〜420mmのより長い焦点距離域をカバーする。

レンズ構成は24群30枚。このうち5群8枚はテレコンバーターのもの。色収差をはじめ、諸収差を効果的に抑えて高い描写性能を実現するために、EDレンズ、スーパーEDレンズ、非球面レンズ、蛍石レンズ、SRレンズを効果的に配置している。


■レンズ交換の手間を減らす内蔵テレコン
本製品の後部には内蔵テレコンバーターの切り換えスイッチがあり、このスイッチ操作ひとつで、瞬時にテレコンの使用と非使用を切り換えられる。テレコン使用時は開放F値がF4となるが、レンズ交換なしで120mmから420mmまでをカバーする。さらに、カメラのDXクロップ機能を使えば、最大630mm相当の超望遠撮影に対応する。

■機動力を高める軽量設計と優れた重量バランス
テレコンバーターを内蔵しながら、一眼レフ用レンズの「AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VR」(約3250g) よりも軽量化され、質量は約2735gに。インターナルズーム機構とインターナルフォーカス方式により、ズーム操作やフォーカシングにともなうレンズの全長の変化はない。さらに、重心をカメラボディ側に寄せ、優れた重量バランスを実現している。

三脚座はアルカスイス対応で、雲台への着脱をスムーズに行える。この三脚座は、移動時のハンドルとしても使用できるように、高さや形状が工夫されている。

■動体にも追従する高速・高精度AF
AF駆動にはボイスコイルモーター (VCM) とスムーズなガイド機構を組み合わせたシルキースウィフトVCMにより、高速・高精度AFと静粛性を両立させた。また、手ブレ補正VR機構を内蔵し、最大6.5段の補正効果を発揮。カメラ内の手ブレ補正と連動することで5軸手ブレ補正として機能する。
■レンズ前面と後部にフィルターを装着可能
レンズ前面には112mm径のねじ込み式円形フィルターを装着可能。これは主にプロテクトフィルターを取り付け、レンズの前玉を守る用途で使用する。後部にはドロップイン式のフィルターを装着できる。汎用性の高い46mm径の円形フィルターに対応し、C-PLフィルターやNDフィルターなどの使用に適している。
ニコン NIKKOR Z 120-300mm f/2.8 TC VR S 主な仕様
マウント ニコンZマウント
対応画面サイズ 35mmフルサイズ
焦点距離 120〜300mm (内蔵テレコンバーター使用時 168〜420mm)
レンズ構成 24群30枚 (EDレンズ1枚、スーパーEDレンズ1枚、非球面レンズ1枚、蛍石レンズ1枚、SRレンズ1枚)
開放絞り F2.8 (内蔵テレコンバーター使用時 F4)
最小絞り F22 (内蔵テレコンバーター使用時 F32)
絞り羽根枚数 9枚 (円形絞り)
手ブレ補正 レンズシフト方式 手ブレ補正効果 6.5段 (中央・周辺)
最短撮影距離 ワイド端 0.98m、テレ端 2m
最大撮影倍率 0.18倍 (150mm時)
フィルター径 先端 112mm、後部 46mm (組み込み式フィルターホルダーに取り付け)
最大径×長さ 約φ128×353.5mm
質量 約2735g
付属品 レンズフード HB-120、レンズキャップ LC-112B、リアキャップ LF-N1、ストラップ LN-4、レンズケース CL-L3