子どもと歩く日々の道のりをありのままに捉えた小澤太一写真展「いつものみち」

小澤太一さんの写真展が、2019年8月27日より開催される。

 

小澤太一写真展「いつものみち」

日々の歩みのありのままを

世界を旅し、子どもたちの撮影をライフワークとしている小澤さんが、今回は愛娘・そらちゃんの写真を発表する。タイトルは「いつものみち」。自宅から400mほどの所にある保育園の送り迎えの間に撮影したもので、1歳半から3歳2か月までの約1年8か月の日々をまとめた。

「毎日のことですから当然、楽しい日ばかりではないんですよね。時には道に寝そべって泣いたりすることもある。でも、そういった瞬間も含め、娘の自然な表情を写真に収めています」

保育園の帰りには公園で遊んだり、買い物や冒険に出かけたりすることもあり、多ければ1日に1000枚以上も撮るという。しかし、家族を特別な位置づけで捉えているわけではない。

「例えばサハラの人と向き合っているのと変わらない目線で撮影しています。仕事もプライベートも同じ感覚です」

写真展では通園路を再現した導線を作るなど、見せ方にもこだわった。同時に大冊の写真集『いつものそら』も特別に制作し、限定本として会場に置くそうなので、こちらも見逃せない。

 

■小澤太一写真展「いつものみち」

会期 2019年8月27日(火)〜9月1日(日)
会場 Roonee 247 Fine Arts(ルーニィ247ファインアーツ)
住所 東京都中央区日本橋小伝馬町17-9 さとうビルB館4F
時間 12:00〜19:00(最終日は16:00まで)
休館日 月曜
料金 無料
ギャラリートーク 8月31日(土)18:30〜 会場にて。参加無料、予約不要。
問い合わせ Roonee 247 Fine Arts(TEL 03-6661-2276)

 

 

 

〈文〉鬼沢幸江