2019年10月2日（水）～6日（日）の5日間にわたり、北海道札幌市で「HOKKAIDO PHOTO FESTA 2019」が開催される。昨年、写真家の大橋英児さんが中心となり、北海道の写真文化向上を目指して立ち上げたフォトイベントだ。ポートフォリオレビューをメインに、フォーラムやワークショップなども交えて “表現としての写真” を北の町から発信する。
会期中に、2018年7月に行われた「HOKKAIDO PHOTO FESTA 2018」のポートフォリオレビューでグランプリを獲得した佐藤弘康さんの写真展も開催される。
20代後半に北海道東部の別海町へ移住し、自ら酪農に携わる仕事を得て、酪農家の姿を撮影し続けてきた佐藤さん。酪農家の働く姿だけでなく、先人の苦労や遺してきたもの、暮らしに想いを馳せながら、少しずつその断片を拾い集めていったという。
作品は35mmフィルムカメラで撮影し、自宅の暗室でバライタ紙に手焼きしたモノクロプリントで仕上げている。仕事をし、撮影し、生活していく中で、牛たちの命やそれに携わる人々に敬意を払いつつ収められた北の風土と人々の姿を展示する。
写真展の開催と同時に、写真集『EASTERN Hokkaido』も発売予定。
■佐藤弘康写真展「EASTERN Hokkaido」
会期2019年10月2日（水）～6日（日）
会場 インタークロス・クリエイティブ・センター（ICC） 1階クロスガーデン
住所 北海道札幌市白石区東札幌5条1丁目1-1
時間 10:00～18:00
休館日 会期中無休
料金 無料
問い合わせ インタークロス・クリエイティブ・センター（TEL 011-817-8911）