あの世へは笑っていこう!“遺影”のイメージを払拭する著名人たちの「寿影」渡辺達生写真展

渡辺達生さんの写真展が2019年10月4日よりソニーイメージングギャラリー銀座において開催される。

 

渡辺達生作品展「寿影」〜あの世へは笑っていこう!〜

 

渡辺さんは義父との別れをきっかけに、楽しく遺影を撮る「寿影」プロジェクトを2011年に開始した。「あの世へは笑っていこう!」と、還暦過ぎの方々を対象に渾身の笑顔を写真に収めるというものだ。撮影時には宝物やお気に入りの品を持ってきてもらい、それについての会話を交わしながら素の表情を引き出す。「目指したのは、心にピントを合わせたいつも通りの笑顔です」と渡辺さんは語る。

本展では、週刊ポストで連載された作品を展示。竹中直人さんや石川さゆりさん、三遊亭円楽さんなど著名人49名の「寿影」が一堂に集まる。

このプロジェクトは人づてに広がり、現在は渡辺さんが運営する「六本木スペース ビリオン」と小学館が運営する「サライ写真館」で、一般の方々を対象に継続中だ。

 

■作品に登場する方々
三遊亭円楽、内海桂子、萩本欽一、田原総一朗、綾小路きみまろ、川淵三郎、平泉成、江本孟紀、元谷芙美子、猪瀬直樹、キャシー中島、宗次德二、角川春樹、騠田明、尾木直樹、白山将視、毒蝮三太夫、小坂忠、江原啓之、水木一郎、石川さゆり、池畑慎之介、土井善晴、露木茂、ガッツ石松、服部幸應、松鶴家千とせ、藤原喜明、鈴木敏夫、石倉三郎、佐高信、木村大作、玉村豊男、具志堅用高、荒俣宏、陳建一、今井通子、Mr.マリック、橋本大二郎、田中優子、吉田照美、大川栄策、森田正光、カルーセル麻紀、瀬古利彦、吉村作治、騠橋真梨子、北野大、竹中直人 (週刊ポスト掲載順 / 敬称略)

 

■渡辺達生作品展「寿影」〜あの世へは笑っていこう!〜

会期 2019年10月4日(金)〜17日(木)
会場 ソニーイメージングギャラリー銀座
住所 東京都中央区銀座5-8-1 銀座プレイス6F
時間 11:00〜19:00
休館日 会期中無休
料金 無料
問い合わせ ソニーイメージングギャラリー銀座(TEL 03-3571-7606)

 

 

 

〈文〉鬼沢幸江