著名写真家達の貴重な作品で日本写真史の変遷を追う「JCIIフォトサロンコレクション展」

JCIIフォトサロンでは、日本カメラ博物館の開館30周年を記念して、収蔵作品による「JCIIフォトサロンコレクション展」を開催する。

 

JCIIフォトサロンコレクション展
▲ 田村 栄「白い花」1931年

 

日本カメラ博物館は1989年に開館し、その後、博物館の写真展示施設であるJCIIフォトサロンにおいて、日本の写真家による豊かな表現や貴重な記録など優れたモノクロプリントによる展覧会を開催してきた。

本展は、この30年間のコレクションから1作家1点に厳選して構成。前期と後期に分け、前期は1913年〜1960年に撮影・発表の作品を約80点展示、後期は1961年〜2014年に撮影・発表の作品を約140点展示する。渡辺淳氏の「冬」(1926年)や林忠彦氏の「坂口安吾」(1947年)といった歴史的に価値ある作品から、ハービー・山口氏の「TOMORROW」(1996年)といった時代を代表する作品まで、写真史の変遷を追う内容だ。

会期中、写真史家・写真評論家の飯沢耕太郎氏を招き、本展を企画した白山眞理氏との講演会も開催する。

 

JCIIフォトサロンコレクション展
▲ 林 忠彦「坂口安吾」1947年

 

JCIIフォトサロンコレクション展

会期・会場
前期:2019年10月29日(火)〜12月1日(日) JCIIフォトサロン
後期:2019年12月3日(火)〜25日(水) JCIIフォトサロン、JCIIクラブ25

住所 東京都千代田区一番町25 JCIIビル1階
時間 10:00〜17:00
休館日 月曜(祝日の場合は開館)
料金 無料
問い合わせ JCIIフォトサロン(TEL 03-3261-0300)

飯沢耕太郎+白山眞理 講演会「JCIIコレクションに見る日本写真史」

12月8日(日)14:00〜16:00、JCIIビル6階会議室にて。受講料300円(友の会会員・学生無料)、先着100名。申し込みはJCIIフォトサロンへ電話で。

 

 

 

〈文〉鬼沢幸江