五百羅漢寺の特別企画写真展「林忠彦×大和田良 -五百羅漢を巡るふたつの視覚-」が2020年2月5日から開催される。
＜2020.4.5＞
新型コロナウイルスによる感染症の拡大を防止するため、天恩山五百羅漢寺は4月6日 (月)～26日 (日) の期間、臨時休館となります。
「目黒のらかんさん」として親しまれている天恩山五百羅漢寺の羅漢像は、およそ300年前に松雲元慶禅師が十数年の歳月をかけて彫り上げたもので、500体以上の群像のうち現存する305体が東京都重要文化財に指定されている。
この五百羅漢を、異なる時代に二人の写真家が写し取った。一人はポートレートの名手と称された林忠彦さんで、昭和57年 (1982年) に寺内にこもって撮影したという。そしてもう一人は大和田良さんで、平成30年 (2018年) から約2年にわたって五百羅漢と向き合った。大和田さんは江戸末期から明治初期の写真技法「コロジオン湿板法」を用いているのが特徴だ。
写真家二人の「視覚」を通して五百羅漢を眺めることで、見る側にも新たな「視覚」がもたらされるだろう。
連動企画展として、Tokyoarts galleryにおいて大和田良写真展「五百羅漢」も開催。
林忠彦×大和田良 -五百羅漢を巡るふたつの視覚-
会期 2020年2月5日 (水) 〜4月29日 (水)
会場 天恩山五百羅漢寺
住所 東京都目黒区下目黒3-20-11
時間 9:00〜17:00
休館日 4月6日 (月)～26日 (日)
料金 500円 (65歳以上・高校生以下400円)
問い合わせ 天恩山五百羅漢寺 (TEL 03-3792-6751)
イベント
いずれも事前予約制。申し込みはWEBサイトより。
http://rakan.or.jp/exhibition
■インスタントカメラ instax “チェキ”「SQ20」を使った仏像撮影会
2020年3月15日 (日)
■湿板写真館「コロジオン湿板写真 (ティンタイプ) による肖像写真撮影」
2020年3月21日 (土)・22日 (日)
大和田良写真展「五百羅漢」
会期 2020年2月7日 (金) 〜16日 (日)
会場 Tokyoarts gallery
住所 東京都渋谷区東2-23-8
時間 12:00〜20:00 (最終日は18:00まで)
休館日 月曜
料金 無料
問い合わせ Tokyoarts gallery (TEL 03-6427-6665 )
〈文〉鬼沢幸江