復興へ向かう岩手県釜石市を定点撮影した佐々木貴範写真展「再生-3.11釜石」

佐々木貴範さんの写真展「再生-3.11釜石」が、2020年4月2日よりアイデムフォトギャラリー「シリウス」にて開催される。

 

佐々木貴範写真展「再生-3.11釜石」

 

2011年の東日本大震災以降、佐々木さんは故郷の岩手県釜石市が復興へ向けて変化していく姿を定点写真に収めてきた。被害の程度やその土地の持つ意味に差はあれ、津波による被災地は同じような経過を辿っているという。

本展では、ほぼ1年に1枚の構成とした。1枚1枚の変化はあまり大きなものではなく、「それほど町を再生するには時間がかかるという事実を知ってほしい」と佐々木さんは語る。写真から浮かび上がる復興の時間の長さから、被災者の苦しみや悲しみ、葛藤などが今なお存在していることを伝える。

 

佐々木貴範写真展「再生-3.11釜石」

会期 2020年4月2日 (木) 〜8日 (水)
会場 アイデムフォトギャラリー「シリウス」
住所 東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
時間 10:00〜18:00 (最終日は15:00まで)
休館日 日曜
料金 無料
問い合わせ アイデムフォトギャラリー「シリウス」(TEL 03-3350-1211)

 

 

 

〈文〉鬼沢幸江