開催休止中の写真展「2019年度ヤング・ポートフォリオ」を動画でバーチャル展示

清里フォトアートミュージアムは、「2019年度ヤング・ポートフォリオ」展に関する動画配信を開始した。

 

2019年度ヤング・ポートフォリオ展動画
▲波多野祐貴「Call」2018年 (紹介動画より)

 

「ヤング・ポートフォリオ」は、清里フォトアートミュージアムが世界の若手写真家を支援する目的で作品を公募し、購入・収蔵して後世に残す活動だ。1995年より始まり、第25回を迎えた2019年度は、世界22か国から152名による3848点の作品が寄せられ、審査を経て22名の136点が購入された。

その全購入作品136点を展示する「2019年度ヤング・ポートフォリオ」展のヴァーチャル展覧会として、公式サイトで3本の動画が配信されている。新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けて臨時休館となったために企画されたもので、展示内容を簡潔にまとめたダイジェスト版と、各作家の作品1点をクローズアップで紹介した動画2本を観ることができる。

 

2019年度ヤング・ポートフォリオ展動画
▲イイダユキ「fig FLOWERS」2018年 (紹介動画より)

 

また、2019年度を含め、四半世紀にわたる各年度の作品データベースも公開。時代や世相の変化、文化の多様性、作家の個性が表れており、こちらも見応えのある内容だ。

 

2019年度ヤング・ポートフォリオ ヴァーチャル展覧会

URL
https://www.kmopa.com/?cat=23

 

 

〈文〉鬼沢幸江