モンゴルの風景に人類の歴史が重なる 山内悠写真展「惑星」

山内悠さんの写真展「惑星」が、札幌のモエレ沼公園で2020年8月30日まで開催されている。

 

山内悠写真展「惑星」

 

山内悠さんは自然の中に身を置き、自然と人間の関係性を見つめることで、世界についての探求を続けている。今回の「惑星」は、2014年から毎年モンゴルに通い、旅の中で撮影した作品だ。地球の創生を思わせる鉱物の世界や、原始的な暮らしを営む遊牧民のポートレート、現代の文明を享受する都市のスナップ、そしてどこか既視感のある未来を彷彿とさせる砂漠のランドスケープから成る。

山内さんは「時間や空間を飛び越え、異なる世界を行き交うような旅をしていたことに気がついた」と振り返る。約50点の新作プリントを通して、大きな時代の転換期を迎えた私たちに「いま」という時の在り方を語りかける。モアレ沼公園グランドオープン15周年記念展として開催。

 

山内悠写真展「惑星」

会期 2020年7月18日 (土) 〜8月30日 (日)
会場 モエレ沼公園 ガラスのピラミッド2F スペース2
住所 北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
時間 9:00〜17:00
休館日 会期中無休
料金 無料
問い合わせ モエレ沼公園管理事務所 (TEL 011-790-1231)

 

 

 

〈文〉鬼沢幸江