風景写真の第一人者の原点はドキュメンタリーだった。竹内敏信写真展「汚染海域 – 伊勢湾・1972年」

竹内敏信さんの写真展「汚染海域 ─ 伊勢湾・1972年」が、2020年8月4日より開催される。

 

竹内敏信作品展「汚染海域 ─ 伊勢湾・1972年」
神島航路の定期船 (三重県鳥羽市神島) © 竹内敏信

 

風景写真の第一人者である竹内さんの出発点はドキュメンタリー写真だった。大学卒業後には愛知県庁勤務の傍ら、環境問題をテーマに四日市の公害を追い、1972年の初個展で「汚染海域 ─ 伊勢湾からの報告」として発表している。本展ではこの「汚染海域」シリーズより64点を展示する。

このシリーズを撮影後、竹内さんは「壊されてしまってからでは遅い」と感じ、自然の魅力を訴えるために美しい日本の風景を撮影するに至ったという。竹内さんが風景写真へと向かうきっかけとなった作品とも言える。

 

竹内敏信作品展「汚染海域 ─ 伊勢湾・1972年」

会期 2020年8月4日 (火) 〜30日 (日)
会場 JCIIフォトサロン
住所 東京都千代田区一番町25 JCIIビル1F
時間 10:00〜17:00
休館日 月曜 (祝日の場合は開館)
料金 無料
問い合わせ JCIIフォトサロン (TEL 03-3261-0300)