被災地の桜が希望を与えてくれる 大沼英樹写真展「未来へつなぐ千年桜」

大沼英樹さんの写真展「未来へつなぐ千年桜」が、2021年5月20日より開催される。

大沼英樹写真展「未来へつなぐ千年桜」

 

宮城県仙台市に暮らす大沼さんは、これまで全国の桜と生活のある光景を撮影してきた。東日本大震災後には、津波に襲われ傷つきながらも咲く桜に出会い、その記憶を残そうと心に誓ったという。

「困難にあっても立ち上がることができるように、傷ついても咲いた桜の記憶を残そう。どんなに厳しい冬があっても、春には必ず花を咲かせることができること。人間の世界に自然があるのではなく、自然の中で人間が生かされていることを、これから生まれてくる未来へ語り継いでいこう」

それから大沼さんは被災地を巡り、変遷する桜の風景と困難を生き抜く人々を記録してきた。桜が咲くことを信じる心に蘇生の力があることを強く感じると大沼さんは語る。希望を宿した桜の写真約55点を展示する。

大沼英樹写真展「未来へつなぐ千年桜」

会期 2021年5月20日 (木) 〜6月2日 (水)
会場 アイデムフォトギャラリー「シリウス」
住所 東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
時間 10:00〜18:00 (最終日は15:00まで)
休館日 日曜
料金 無料
問い合わせ アイデムフォトギャラリー「シリウス」(TEL 03-3350-1211)