舞台裏で踊るダンサー達を女性写真家3人が捉えた写真展「非日常を踊る 〜Japanese Entertainers under the Pandemic〜」

葛西亜理沙さん、南しずかさん、宮川舞子さんの写真展「非日常を踊る 〜Japanese Entertainers under the Pandemic〜」が、2021年12月17日から開催される。

葛西亜理沙/南しずか/宮川舞子 作品展「非日常を踊る 〜Japanese Entertainers under the Pandemic〜」
yamadori (ポールダンサー) © 葛西亜理沙

■展示作品ギャラリー

 

フリーランスの写真家である葛西亜理沙さん、南しずかさん、宮川舞子さんは、2020年7月から約7か月間、「コロナ禍という日常と非日常が入り混ざる“いま”を切り取ること」をコンセプトに撮影を行った。3人がカメラを向けたのは、延期や中止を余儀なくされた舞台のダンサーや日本舞踊家、ショーガールなどの表現者たち。閉塞感の漂う状況にあっても前向きに己と向き合う彼らに共感を覚えたという。

本展では、自宅や稽古場という“舞台裏で踊る姿”を写し取ったポートレートを展示する。コロナ禍を反映するエンターテインメントの記録である。

葛西亜理沙/南しずか/宮川舞子 作品展「非日常を踊る 〜Japanese Entertainers under the Pandemic〜」

会期 2021年12月17日 (金) ~2022年1月6日 (木)
会場 ソニーイメージングギャラリー
住所 東京都中央区銀座5-8-1 銀座プレイス6F
時間 11:00〜18:00
休館日 12月29日〜1月4日
料金 無料
問い合わせ ソニーイメージングギャラリー (TEL 03-3571-7606)

 

 

葛西亜理沙 (Arisa Kasai)

横浜生まれ。青山学院女子短期大学英文科、San Francisco State University 芸術学部写真学科卒業。帰国後は肖像写真家の坂田栄一郎氏に師事し、2010年より独立。東京を拠点に、ポートレート、旅、ファッション、コマーシャル、カタログなどの撮影を中心に幅広く活動。写真のほか動画撮影も手がけている。第63回朝日広告賞入賞、第16回上野彦馬賞「九州産業大学賞」受賞。
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南しずか (Sizuka Minami)

1979年、東京生まれ。東海大学工学部航空宇宙学科、International Center of Photography フォトジャーナリズムおよびドキュメンタリー写真1か年プログラム卒業。2008年12月から米・女子ゴルフツアーやプロスポーツイベントを撮影。スポーツ雑誌やゴルフ雑誌などの撮影を中心に活動している。また、ライフワークとして世界の祭りを10年以上撮影し続けている。
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宮川舞子 (Maiko Miyagawa)

日本大学芸術学部写真学科卒業。映画のスチール撮影を経験したのち、舞台写真家・瀬戸秀美氏に師事。東京を拠点にフリーランスフォトグラファーとして活動中。演劇、ミュージカル、ダンス、コンサート、フェスティバルを主に撮影している。日本舞台写真家協会会員。
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〈文〉鬼沢幸江