リアルとバーチャルで楽しめる写真の祭典「浅間国際フォトフェスティバル 2022」

「浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO MIYOTA」が、2022年9月4日まで開催されている。

浅間国際フォトフェスティバル2022
PHOTO MIYOTA : イェレナ・ヤムチュック「ODESA, 2014-2019」展示風景

■展示作品ギャラリー

 

「浅間国際フォトフェスティバル」は、浅間山麓の美しい自然の中で、五感で感じられるさまざまな写真体験ができるアートフォトの祭典。今年度は、リアルとバーチャルの2つの会場で展開されているのが特徴の一つだ。

両者に共通するテーマは「Mirrors & Windows (鏡と窓)」。私たちを取り巻く社会を覗き見る「窓」として、あるいは自分自身と向き合うための「鏡」として、写真の持つ2つの本質が見せてくれる豊かな世界を堪能することができる。

まず、リアル会場は長野県・御代田町に誕生したMMoP (モップ) で、「PHOTO MIYOTA」と題し、日本を代表する写真家の石内都さんや森山大道さん、世界的に評価の高いオランダの写真家ヴィヴィアン・サッセンさんなど20名の作家が出展する。インスタレーションや巨大なオブジェを含め、屋内外でユニークな写真体験ができる大規模展だ。

一方、バーチャル会場はアマナが制作した仮想空間「amana virtual museum」で、「PHOTO ALT」を開催。17名の若手アーティストによる意欲的な作品105点を、建築CGを動画化したメタバース空間で楽しむことができる。

浅間国際フォトフェスティバル2022
PHOTO ALT : 岡田舞子「Additional, 2019-2020」より

浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO MIYOTA

会期 2022年7月16日 (土) 〜9月4日 (日)
会場 MMoP (モップ)
住所 長野県北佐久郡御代田町大字馬瀬口1794-1
時間 10:00〜17:00 (屋内展示の最終入場は16:30まで、屋外展示は時間制限なし)
休館日 水曜 (8月10日は開館)
入場料 一部建物のみ 500円、小学生以下無料

参加作家
小林健太、細倉真弓、石内都、グレゴリー・エディ・ジョーンズ、エリック・ケッセルス、キム・ジンヒ、木村和平、ピクシー・リャオ、セルジオ・スメリエリ、トーマス・マイランダー、水谷吉法、森山大道、野村佐紀子、大杉隼平、ロバート・ザオ・レンフイ、ヴィヴィアン・サッセン、沢渡朔、ロレンツォ・ヴィットゥーリ、イェレナ・ヤムチュック、吉田志穂

浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO ALT

会期 2022年4月27日 (水) 〜9月4日 (日)
参加費 無料
URL https://amana-virtual-connect.amana.jp/photoalt/

参加作家
<Outside area>
顧剣亨、水谷吉法、岡田舞子、武村今日子、矢島陽介、余宮飛翔

<Inside area>
遠藤文香、金田剛、川谷光平、木村和平、平本成海、溝渕亜依、中村健太、中野泰輔、鈴木萌、System of Culture、やまもとひさよ

 

 

〈文〉鬼沢幸江