写真や映像が持つ“不思議な力”とは何か? 写真展「野口里佳 不思議な力」

野口里佳さんの写真展「野口里佳 不思議な力」が、2022年10月7日より開催される。

野口里佳 不思議な力
《不思議な力 #8》 2014年 アマナコレクション © Noguchi Rika, Courtesy of Taka Ishii Gallery

 

1996年に写真新世紀展でのグランプリを受賞して以降、国内外の展覧会で作品を発表し、国際的にも高い評価を受けている野口さん。これまでに水中や高地、宇宙といった未知の領域と人間との関わりをテーマに作品を制作してきた。近年は、日常や周囲に満ちる無数の小さな謎を探求し、見るものの感覚や想像を解き放つような表現を追求している。

写真と映像、ドローイングによって構成される本展では、初期作品《潜る人》から最新作《ヤシの木》までを展観。これまでに野口さんが出会ってきた現象や光景を通して、写真・映像の持つ「不思議な力」を考えるきっかけを作る。

野口里佳 不思議な力

会期 2022年10月7日 (金) ~2023年1月22日 (日)
会場 東京都写真美術館 2F展示室
住所 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
時間 10:00〜18:00 (木・金曜は20:00まで、入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜 (祝日の場合は開館し、翌平日休館)、12月29日〜1月1日、1月4日
入場料 一般700円、学生560円、中高生・65歳以上350円
問い合わせ 東京都写真美術館 (TEL 03-3280-0099)
オンライン予約
http://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4270.html

 

 

野口里佳 (Rika Nogichi)

埼玉県さいたま市出身。那覇市在住。1992年より写真作品の制作を始め、展覧会を中心に作品を発表。現代美術の国際展にも数多く参加している。2002年、第52回芸術選奨文部科学大臣新人賞 (美術部門) を受賞。国内での主な個展に「予感」(2001年 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)、「飛ぶ夢を見た」(2004年 原美術館)、「光は未来に届く」(2011〜2012年 IZU PHOTO MUSEUM) など。作品は東京国立近代美術館、国立国際美術館、グッゲンハイム美術館、ポンピドゥ・センターなどに収蔵されている。
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