インド・ムンバイのトランスジェンダー社会に向き合った 石川武志写真展「MUMBAI HIJRAS」

石川武志写真展「MUMBAI HIJRAS (ムンバイ・ヒジュラ)」が、2023年5月4日より開催される。

石川武志写真展「MUMBAI HIJRAS」

 

「HIJRAS (ヒジュラ)」は、ウルドゥー語やヒンドゥー語で半陰陽者や両性具有者などを意味し、男性と女性の中間で両方の性を持ち合わせたような人たちの社会や個人を指す。インドやパキスタン、バングラデシュなどのインド文化圏に広く存在するサードジェンダーだ。

インド最大の商業都市・ムンバイで、ヒジュラは差別され厳しい状況の中で生きてきたが、近年は少しずつその社会が変化し、一部のヒジュラは勉強や職業のスキルを身につける機会を得ることもできるようになってきたという。

ユージン・スミスのミナマタ・プロジェクトでアシスタントを務めた後にフリーランスとなった石川さんは、1980年からヒジュラを取材している。「ここでヒジュラの社会の存在を知ることは、世界の多様なジェンダーのあり方を知る上での一考察になれれば幸いである」と石川さんは話す。

会期中の5月7日には、性社会文化史研究者の三橋順子さんをゲストに迎えての作品解説も開催する。

石川武志写真展「MUMBAI HIJRAS (ムンバイ・ヒジュラ)」

会期 2023年5月4日 (木・祝) ~15日 (月)
会場 OM SYSTEM GALLERY
住所 東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビルB1F OM SYSTEM PLAZA内
時間 10:00〜18:00 (最終日は15:00まで)
休館日 火曜・水曜
入場料 無料
問い合わせ OM SYSTEM GALLERY (TEL 03-5909-0190)

作品解説

5月7日 (日) 14:00~15:00、写真展会場にて。予約不要、参加無料。

 

 

石川武志 (Takeshi Ishikawa)

1950年、愛媛県生まれ。1971年、東京ビジュアル・アーツ卒業。1971年9月〜1974年10月、W.ユージン・スミスのミナマタ・プロジェクトでアシスタントを務める。1975年3月、W.ユージン・スミスの「MINAMATA」写真展や出版に立ち会うため渡米、以後フリーランス。1980年、インドでヒンドゥー教の修行者「サドゥー」とインドのトランス・ジェンダー社会「ヒジュラ」の取材を開始。2008年、再びミナマタの取材を開始。2012年『MINAMATA – NOTE 1971~2012』(千倉書房) を出版。
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