茅ヶ崎の浜辺で繰り広げられる喜びと悲しみを写真で描く 大門美奈写真展「浜のあとさき」

大門美奈さんの写真展「浜のあとさき」が、2023年7月17日より開催される。

大門美奈写真展「浜のあとさき」

 

茅ヶ崎市在住の大門さんは、ライフワークとして茅ヶ崎の浜辺を撮影している。茅ヶ崎を舞台に、浜に集う人々をモノクロで捉えた写真集『浜』(2018年) は代表作のひとつでもあり、刊行に合わせて開催された同名の写真展も好評を博した。

本展はその続編として、『浜』の一部作品を取り入れつつ新作を展示。『浜』に登場したサミーと呼ばれる漁師との別れを経て、浜で繰り広げられる「喜び」と「悲しみ」をテーマに構成する。

「あとさきの意味するものは前回の『浜』で中心的な存在であったサミーの生前・死後のみならず、大門にとっての浜は、後にも先にも目の前の浜だけなのだ、ということかもしれません」と大門さん。人々と風景を織り交ぜ、時間の経過とともに厚みのあるストーリーを感じさせる内容だ。

展示作品は一部を除き、DNPメディア・アートがオフセット製版・印刷技術をベースに開発したプリント技術を採用。版画的手法により職人が一枚一枚プリントしている。

大門美奈写真展「浜のあとさき」

会期 2023年7月17日 (月・祝) 〜30日 (日)
会場 Place M Yokohama
住所 神奈川県横浜市神奈川区上反町2-17-2
時間 12:00〜19:00
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ Place M Yokohama (TEL 080-4139-8443)

 

 

大門美奈 (Mina Daimon)

横浜市出身、茅ヶ崎市在住。公募展をきっかけに写真家となる。作家活動のほかアパレルブランド等とのコラボレーションや、カメラメーカー・ショップ主催の講座・イベント等の講師、雑誌・WEBマガジンなどへの寄稿を行っている。個展・グループ展多数開催。代表作に「新ばし」「浜」、同じく写真集に『Al-Andalus』(桜花出版)、『浜』(赤々舎) など。海外や日常のスナップのほか、日本の伝統や陰影を生かした美の表現を得意としている。
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