生と死に向き合う看護師が死生観を花に投影した 片岡利恵写真展「ディスタール」

片岡利恵さんの写真展「ディスタール」が、2023年9月19日より開催されます。

片岡利恵写真展「ディスタール」

 

片岡さんは看護師として働きながら2015年に写真を始め、死生観を花に投影した作品づくりに取り組んでいます。緩和ケア病棟に勤務した経験もある片岡さんにとって花を撮ることは、生と死に向き合う看護の現場で日々生まれてくる感情を自身の中で理解し消化するためだといいます。

今作は、祖母との記憶と過去に担当した患者との関係を振り返り、「距離」をキーワードに制作されました。ただ美しいだけではない、心の動きが垣間見える花の作品が並びます。

片岡利恵写真展「ディスタール」

会期 2023年9月19日 (火) 〜10月1日 (日)
会場 Jam Photo Gallery
住所 東京都目黒区目黒2-8-7 鈴木ビル2階B号室
時間 12:00〜19:00 (日曜は17:00まで)
休館日 月曜
入場料 無料
問い合わせ Jam Photo Gallery (TEL 050-5438-2134)

片岡利恵&柿島貴志 ギャラリートーク

日時 2023年9月30日 (土) 18:00〜19:30
出演 片岡利恵、柿島貴志 (Poetic Scapeディレクター)
定員 20名 (先着順)
参加費 無料
申し込み WEBサイトより
https://jambooks.stores.jp/items/64e1e60156efca0041f44efc

 

 

片岡利恵 (Rie Kataoka)

滋賀県出身。緩和ケア病棟に勤務歴のある看護師。迫り来る死を待つ患者に対し、生身の人間として向き合う看護の現場でのさまざまな経験や生まれてくる強い感情を、花に投影することで理解、消化しながら独自の死生観を得ようと試みている。