劇団唐ゼミ☆の12年に密着した伏見行介写真展「ガラパゴス的、演劇人たち!」

伏見行介さんの写真展「ガラパゴス的、演劇人たち! ~広告写真家・伏見行介の視た劇団唐ゼミの12年~」が、2024年1月25日より開催される。

伏見行介写真展「ガラパゴス的、演劇人たち! ~広告写真家・伏見行介の視た劇団唐ゼミ☆の12年~」

デジカメの進化に助けられ、撮影表現も深化

唐十郎氏が教鞭を執る大学のゼミ生たちが立ち上げた「劇団唐ゼミ」を、伏見さんが撮影することになったのは12年前。当時劇団員だった俳優の禿恵 (とく めぐみ) さんを『CAPA』の企画で撮影したことがきっかけとなり、以来、今まで同劇団の撮影を継続してきた。

「12年で撮影したのはおよそ4万枚。仕事は広告写真がメインで、特に芝居に詳しかったわけではありません。でも徐々に舞台写真の面白さを知るようになりました」と伏見さん。この12年間で、デジタルカメラが飛躍的な進化を遂げたことも幸運だったという。

伏見行介写真展「ガラパゴス的、演劇人たち! ~広告写真家・伏見行介の視た劇団唐ゼミ☆の12年~」

「薄暗い芝居小屋の中でも感度を上げて高速シャッターが切れるようになりましたし、途中からシャッター音がほとんどしないミラーレス機が登場したのもありがたかった」。気がつけば、20機種近くのデジカメを使用してきたそうだ。「舞台袖に広角カメラを置いてリモートで撮影したり、現像によって解像度をさらに上げるなど、さらなる可能性を追求してみたい」と、今後の表現方法も展望しているという。

1月25日から始まる写真展では、写真家だけではなく、劇団の演出家である中野敦之さんも作品のセレクトに加わったそうで、「写真の見方が、フォトグラファーとはまったく異なっていることに新鮮な驚きを覚えました。写真好きな人はもちろん、演劇ファンにも喜んでもらえる内容になったのでは」とのこと。見応えのある展示になりそうだ。

伏見行介写真展「ガラパゴス的、演劇人たち! ~広告写真家・伏見行介の視た劇団唐ゼミ☆の12年~」

伏見行介写真展「ガラパゴス的、演劇人たち! ~広告写真家・伏見行介の視た劇団唐ゼミの12年~」

会期 2024年1月25日 (木) 〜31日 (水)
会場 ポートレートギャラリー
住所 東京都新宿区四谷1-7-12 日本写真会館5F
時間 10:00〜18:00 (土・日・祝日は11:00から 最終日は15:00まで)
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ ポートレートギャラリー (TEL 03-3351-3002)

ギャラリートーク

開催日 2024年1月28日 (日)
時間 14:00〜14:45、16:00〜16:45
出演 伏見行介、中野敦之 (劇団唐ゼミ演出家)、劇団唐ゼミ女優

 

 

伏見行介

伏見行介 (Yukisuke Fushimi)

大学在学中に長友健二氏に師事。卒業後、広告系フォトグラファーに師事し独立。車、ビデオ雑誌の表紙撮影や広告系の写真撮影に携わる。その後、広告写真撮影プロダクション MASH設立。日本広告写真家協会会員、日本写真家協会常務理事。
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〈文〉高橋佐智子